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Vol.901

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○○さん


ツーリングライダーズです。

バイクライフを楽しんでいますか？


10年間たくさんのライダーの指導してきて、

またかつて自分自身の上達までの試行錯誤を通じ、

効果的、効率的な上達方法とその手順に気がつきました。


基本的にライディングの上達は、
小さな部位の形や操作方法の積み重なりが
総合的にその完成度や精度に表れてくるものです。

例えばニーグリップは大事ですが、
体重移動もブレーキ操作も
そのためのフォームもそれぞれ重要なことであり
これらが総合的に合わされ
ライダーのパフォーマンスを発揮させます。

よって、一つ一つの技術の精度を上げると、
やがて複数の技術向上が、
ある瞬間に繋がるように融合し、
階段を大きく一段上がるように上達するもので、
それは私自身の経験でもそうでした。


人間は複数のことを同時に意識できない生き物なので、
練習も一つのことを意識する方が集中した練習ができ、
一見遠回りのようですが、
確実に精度や再現性を上げることができるのです。

ですから、できない課題ある操作に集中して、
都度小さなテーマを決めて
ライディングに練習に臨まれてみてください。

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■タイヤ空気圧のメンテナンスの重要性


個人的な印象として
タイヤ空気圧のメンテナンスに無頓着なライダーは多く、
ちょっと言いづらいですが
大半がそうではないでしょうか。

レッスン会などで、
明らかに動きの悪い車両を見つけ
現地で空気圧を測定してみると、
指定空気圧の２割減、３割減は当たり前、
驚くなかれ指定値の半分以下の車両もありました。


タイヤ空気は何もしなくとも
徐々に抜けていくものです。

およそ、ひと月に５％程度減少していくといわれますので、
その圧力低下になかなか気が付きにくいものです。

半年、１年、タイヤ空気圧を確認していない場合、
最悪、指定空気圧の１／２～１／３に
なっているようなケースもあります。

タイヤ空気圧の低下は燃費悪化はもちろん、
バーストやタイヤ表面の
偏摩耗の原因になり大変危険です。

また、ライディングにも
大きな悪影響を及ぼします。

日頃基本旋回のトレーニングを行っている者は、
敏感にその走りの違いを感じ取ることができます。

私自身、１Ｄａｙレッスン会で、
受講者の車両に乗ることがありますが、
適切な頻度でタイヤ空気圧の
メンテナンスをされていない車両は、
走り出してすぐにわかります。

フロントタイヤ空気圧が
指定空気圧より２０～４０kpa程度、
またはそれ以上減少すると、
ハンドルを半分以上切った場合、
ロックされたように（重く）感じます。
そして、旋回方向に強い切れ込みを感じます。

だから、ステアリングの切れ込みが強く恐怖を感じ、
ハンドルを抑えてしまっている方は、
意外と技術の問題でなく、
単にタイヤ空気圧が低下している可能性もありますので、
一度チェックされるといいでしょう。

空気を指定空気圧にするだけで
自然な旋回が可能となり、
とてもライディングしやすくなります。

空気圧点検頻度は
できれば月に１、２回程度冷間で行い、
特にツーリングやトレーニング参加時直前には、
空気圧チェックを習慣にしたいものです。

やむを得ず、出発後の温間に空気圧チェックする場合は、
タイヤ温度の上昇を鑑み、
１０～２０kpa程度多めにしますが、
その後念のため冷間でも確認しておきます。

そのため、安価なものでいいので、
タイヤ空気圧ゲージは持っているといいでしょう。


たとえば朝晩の寒暖差が激しい場合、
±１０℃で±１０kpa程度
空気圧変動することがあります。

私自身ツーリングやレッスン会の出発時、
タイヤの空気圧が指定値にあるか確認しますが、
この秋のこと、冷え込みがきつくなったころ、
タイヤ空気圧が２０－３０％減少していました。

よって、季節の変わり目などは、
空気圧管理に注意を払ってみてください。
そういう車両への配慮は、
必ず上達への一歩にもなります。



【Ｑ＆Ａ】大型クルーザーバイク走行時の適切ギアは？


> 大型クルーザーバイクだと
> 制限速度５０ｋｍの一般道を走る時に、
> 何速ギアで走るのが妥当なのでしょうか。
> 交差点を曲がる時なども適切ギアがわかりません。


走る状況において選択するギアは違います。

例えば、直線路を一定速度で流している時と、
一方信号続きでストップ＆ゴーを繰り返している場合などです。

バイクは後輪駆動力が高まるほど、
後輪荷重高まりタイヤグリップが安定します。

よって、車体挙動の変化の多い、
加速、減速、旋回（交差点右左折・UＵターン含む）では、
後輪荷重を高めて走るのが好ましいわけです。

そのためには、低めのギアでエンジン回転数を上げて、
駆動力を高めてあげる必要があります。

街中で加速・減速を繰り返す場合には、
少なくとも全回転域の半分程度の回転域を維持したく、
大型車の場合、２、３速ギアを多用することになります。

バイパスなどを一定時間、制限速度内の等速で流す場合は、
４速ギア利用までの利用で十分です。



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