○○さん、TR通信です!【よく話題に出る「トラクション抜け」とはどういう状態か?】
※このメールは、ライディングDVD
“ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法”
ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
“迷惑メールでは決してありません”のでご安心ください。※
Vol.460
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○○さん
ツーリングライダーズです。
バイクライフを楽しんでいますか?
梅雨入り後、まとまった雨が降らなかった日が続いていましたが、
今週に入って、ようやく梅雨らしい、鬱陶しい天候が続いています。
梅雨明け後の夏のツーリングシーズンまで1ヶ月近く・・・
我慢の日々が続きますね!
おかげさまで、TRの夏の2大ツーリング、
7月の信州ミーティング“TRSM2017”
8月の北海道ツーリング“TRHT2017”は、
ご案内早々に定員に達してしまいました!(感謝)
これから秋以降の、ツーリング&レッスン企画も、
順次ご案内していきますので楽しみにしていてください!
唯一、7/2(日)の1Dayレッスン会(埼玉スタジアム)に
1名キャンセル発生しましたので、参加ご希望の方はお早めに!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
_________________
募集中の2017年夏レッスン企画
_________________
★都心至近会場で終日レッスン!
7月2日(日)「1Dayレッスン会 in 埼玉スタジアム」(あと1名)
⇒ http://touringriders.blog.fc2.com/blog-entry-300.html
_________________
■よく話題に出る「トラクション抜け」とはどういう状態か?
よく、「トラクション抜け」という言葉がライダーたちの間で使われますが、
意味がいまいち分からないかもしれませんね。
今回は簡単に「トラクション」「トラクション抜け」について説明しましょう!
タイヤ(この場合後輪)をより確実に路面にグリップさせる方法は2つ。
1)リヤブレーキをかけること。(減速させること)
2)エンジン駆動力(トラクション)を伝えること。
→加速させる、またはエンジンブレーキをかけること
ともに後輪の回転力によって荷重を加えるわけです。
いわゆる、消しゴムを机に押し付けた状態と同じで、
押し付けるほど摩擦が大きくなり安定します。
「トラクション抜け」とは加速状態の駆動力(トラクション)を
解放させてしまうことをいい、
回転しているタイヤで路面を蹴りグリップさせていた荷重状態を、
クラッチを切ったり、アクセルを戻すことで
駆動力を緩め開放してしまうことをいいます。
つまり、安易にアクセルを戻すとエンジントラクションが抜け、
車体が不安定になり、タイヤグリップも低下し、
時に転倒しやすい状態になります。
これは、適切なギア選択をせずに、
高めの(高速よりの)ギア選択をしてしまった時にも言えます。
たとえばコーナリング中にクラッチを切ると、
とてもバイクが不安定な感じがしますよね。
これは、前述の1)2)による荷重効果がなくなったことによります。
実際はアクセルを戻しても、エンジンブレーキによる1)の効果により、
荷重が全くなくなることはありませんが、
特にエンジンブレーキの効きにくい高めのギヤを使った場合、
クラッチを切った状態に近い荷重減少(トラクション抜け)が起こるわけです。
だから、可能であれば、できるだけ低めのギヤを選択した方が安全なわけです。
といっても、低めのギヤはエンジン反応が強くアクセルコントロールが難しいので、
操作可能な最も低いギヤを選択しつつ、迷ったら一つ高いギヤを選択し、
余裕を持った速度でコーナリングすればいいでしょう。
ちなみに、1)2)の荷重方法にしても、
タイヤグリップの限界を超えた“急”がつく操作は逆効果となりますので、
デリケートな操作が要求されるのは言うまでもありません。
尚、駆動輪ではないフロントタイヤには、前述の2)の効果はありません。
1)ブレーキによる荷重効果しかないのです。
ですから、前輪は後輪に比べ安全な荷重状態を保ちにくく、
前輪のグリップに頼ったライディングは、
後輪主導のライディングに比べリスクが大きくなります。
これが、なぜバイクのタイヤが後輪の方が太いのかという理由の一つです。
公道コーナリングにおいては、常に後輪が主役であり、
タイヤのグリップや旋回性を高めるのも、
後輪を主導に行う方が理にかなっているのです。
つまり、前輪は後輪の補助輪であり、
その動きを開放することで、セルフステアリングをはじめとした
二輪車本来の効果を引き出すことができるのです。
今一度、バイクは“後輪による一輪車”であることを意識し、
感じてライディングしてみてください。
きっと、ライディングがとてもシンプルに、そして簡単になるはずです。
■タイヤの端を使うリスクについて
コーナリングの際にタイヤを端まで使うことに対し、
必要以上に意識が向かっている方が多いのを実感します。
「どうしたらタイヤの端を使えるようになるのでしょうか?」
「車体の倒しこみが少ないのでしょうか?」
という類の質問をいただくのも少なくありません。
率直にお答えします!
タイヤの端を使う目的で車体を倒しこんでいくと、
いずれかなりの確率で転倒します。
少なくとも安全を前提にライディングを楽しむことをモットーにしている、
ツーリングライダーズでは、決してお勧めできないことです。
なぜなら、バンク角の深さと転倒リスクは比例関係にあるからです。
そもそも何のためにタイヤの端を使われたいのでしょうか?
タイヤの端を使うためにバイクをバンクさせるのであれば、
それは本末転倒なことと言えます。
仮にそれがコーナリング速度を高める目的であれば、
逆にいかにタイヤの端を使わずに、
コーナーを結果速く走るかに考えを改めてみてください。
(「コーナリング速度を高める」ではないことに注目してください。)
そもそもタイヤの端を使うこと自体は、難しいことではありません。
リーンアウトのフォームを取ればいいからです。
しかしリーンアウトはバンク角で旋回性を高め、
車体やタイヤの性能に依存した走りであり、
一方で荷重が抜けやすいフォームです。
一方“正しいリーンウィズ”は、コーナリング方向に体重(荷重)移動され、
バンク角が浅くともセルフステアリングが機能した走り方です。
また、コーナリングのライン取りを工夫することで、
コーナリング速度をいたずらに高めなくとも、
トータルで速くコーナーを抜けることもできます。
常にリスクと背中合わせの公道ライディングでは、
安全マージンを最優先にしなければなりませんので、
サーキットの走り方とは必然的に異なってきます。
その実現こそが大人のライディングであり、
“いつまでも安全で幸せなバイクライフ”を送るために必須と考えています。
現在、タイヤの端を使いきらずとも、
タイヤを端まで使っている仲間に遅れをとれないで走れているのであれば、
それは安全マージンを確保しているということであり、
決して公道でのライディング技術が劣っているわけではありません。
最後に補足ですが、以前白バイの訓練を見せてもらったことがあります。
それは激しいバイク操作と高い技術でした。
はっきり言って公道で彼らから逃げることはできない・・・
正直そう思うほどの神技でした。
その中で私が驚き感心したのは、
彼らがそんな走りをしても、タイヤの端を左右1cmづつ残していたのです。
つまり、神技的なライディングをしながら、
彼らは一定のマージンを確保して走っていたことになります。
つまり、白バイ隊員とて、高度なライディングをしながらも、
安全マージンを確保することを優先しているということ。
これは我々にとっても見習うべきポイントではないでしょうか?
“上手くなりたきゃ、ツーリングライダーズに行こう!”
★Facebookやっていますか?
ツーリングライダーズのメンバーだけが参加できる
【公式グループ】をご存知ですか?
TRでは【公式グループ】を使ってこのメールマガジンより早く、
ツーリングやレッスン会などのTRイベントご案内を先行入手できたり、
どこよりも早くそれらレポートをご覧いただけます。
また、全国のメンバー同士が相互交流され、
情報交換やツーリング案内の場に活用されています。
まずは、気軽にトムに“友達リクエスト”をいただければ、
【公式グループ】にご招待します!
⇒ https://www.facebook.com/seiji.tashiro.10
このメールについて、ご意見ご感想を是非お聞かせ下さい。
バイクについての疑問・質問がありましたら、こちらにメールください。
⇒ contact@riding-master.com
※ご注意:突然メルマガ配信が停止されることがあります。
特に携帯メールアドレスでご登録されているとその可能性が高いので、
対策としてPCアドレスへの登録変更をメールでご依頼ください。
PCアドレス登録されていてメルマガが届かなくなった場合には、
お手数ですが登録変更のため新たなPCアドレスをお知らせください。
⇒ contact@riding-master.com
記事一覧
○○さん、TR通信です!【幅広くゆるやかなカーブでは大きな体重移動は必要か?】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年05月03日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年04月26日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年04月19日
○○さん、TR通信です!【左・上りヘアピンカーブ苦手克服法】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年04月12日
○○さん、TR通信です!【長く乗っても上手くなることはない!?】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年04月05日
○○さん、TR通信です!【5月31日,6月1日 “黒部・白馬・妙高方面ツーリング”】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年03月29日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年03月22日
○○さん、TR通信です!【5月11日1Dayレッスン会“コーナリング編”(富士山麓)】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年03月15日
○○さん、TR通信です!【1Dayレッスン会の実践的ブレーキング練習】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年03月08日
○○さん、TR通信です!【ご案内:4月19日“鈴鹿山脈周遊ツーリング”】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年03月01日
○○さん、TR通信です!【ご案内:4月13日 “山梨桃源郷・奥秩父方面ツーリング”】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年02月22日
○○さん、TR通信です!【Q&A:上り180度カーブが安定しない】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年02月15日
○○さん、TR通信です!【バイクの向きを変えるいくつかの方法とは?】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年02月08日
○○さん、TR通信です!【ご案内:3月16日房総方面ツーリング】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年02月01日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※このメールは、ライディングDVD “ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法" ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
2025年01月25日