社会保険労務士法人SUCCESSIONメールニュース【読み物編】(メルマガvol.64)
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春爛漫です。てんとう虫も見かけるようになりました。
てんとう虫は漢字では「天道虫」と書き、
「お天道様の虫」という意味を持っています。
お天道さまに向かって飛び立っていくことにより、
縁起のよい虫とされています。
海外でも幸運のモチーフとして、好意的に捉えられているようです。
聖母マリアが赤いマントを羽織った姿と関連づけられ、
聖母マリアの呼び名である「Lady」を含めて、
ladybug(米)、ladybird(英)と呼ばれ親しまれるようになりました。
多くの人々から「良い虫」とイメージされることの多いてんとう虫は、
アブラムシを食べることから、
農作物の生産者にとっても益虫となっています。
さらに近年では「飛ばないてんとう虫」が育成され、
生物農薬として実用化が進められています。
すでになすやいちごなどの施設栽培において
その効果が確認されているようです。
将来は野外栽培の農家さんにも、
てんとう虫の恩恵がもたらされるかもしれません。
さて、今回のメルマガは・・・
┏━[CONTENTS]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◆今月の経営者向け読み物
『取材・自費出版はコスパを考えて』
◆コラム
「『働く喜び調査2013-2023年の変化』のレポートが公表」
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◆ 今月の経営者向け読み物
『取材・自費出版はコスパを考えて』
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「取材させてくれませんか?」「本を出版しませんか?」
そんな電話が増えました。人気が出たわけではありません。
「取材商法」や「自費出版」の営業です。どちらも、費用が発
生することがあるため、注意が必要です。
社長のインタビュー記事が、あの「〇〇〇社のCEO」や「スポ
ーツ選手の〇〇氏」と並んでビジネスサイトに掲載されますよ。
自伝がアマゾンや書店に並びますよ……等々。承認欲求の琴線
に触れる言葉で、巧みに勧誘してきます。
もちろん、記事は掲載されるし、出版された本が書店で並ぶこ
ともある。しかし、望んだほどの効果――特にブランディング
効果――が得られるかどうかはわかりません。
まず、取材商法から考えてみましょう。
「取材商法」とは、取材記事「風の」有料広告です。
「取材商法」を行う会社は、傘下に、複数の情報発信系のウェ
ブサイトを持ち、雑誌を出版していることもあります。獲得し
た顧客、すなわち「中小企業の社長さん」たちが掲載されるの
は、これら「自社傘下のメディア」です。トップページや表紙
を飾るのはタレントなど著名人。レイアウトはプロの手による
もの。よって、費用も高額になります。
ですが、一般の方々が、知らない業界・知らない会社・知らな
い経営者のインタビュー記事に、興味を抱くことは、あまりあ
りません。「ブランディング効果は高くはない」、と考えた方
が良いでしょう。
次に自費出版について考えてみましょう。
プロの作家などの作品を、出版社がコストを負担して出版する
のが「商業出版」。対して、自分の作品を、自分でコストを負
担して出版するのが「自費出版」です。費用は300万円程度
(総合出版社の場合)と高額ですが、一定のニーズがあります。
意外ですが、プロが「自費出版」することも。たとえば、エッ
セイストの岸本葉子さんは、還暦を記念して『句集 つちふる』
を自費出版しています。
自費出版でヒットした作品もあります。
著名なところでは、宮沢賢治の『注文の多い料理店』、山田悠
介の『リアル鬼ごっこ』など。後者は、累計発行部数が200万部
超、映画・ドラマ化もされ、大きな話題となりました。
このように、自費出版自体は悪いものではありません。悪質な
営業手法を用いて高額な請求をする「自費出版商法」が悪いの
です。
「社長のブログを拝読しました。書籍化してみませんか」
と言われれば嬉しいもの。「出版オファーが来た!」と喜び、
ついつい話を聞いてしまう。自費出版だということが分かっても、
「書店・アマゾンで流通させることができます。印税が入りますよ」
「国会図書館に保存されるのでステータスになりますよ」
「商業出版と自費出版は見分けがつきません」
などといわれると、惹かれてしまう。ですが、自費出版はあくま
で自己表現の一手段。中身が重要です。出版したからといって、
ステータスが高まるわけではありません。
取材商法のサイトや自費出版を使う必要があるか? コストパ
フォーマンスを熟考したうえで、ご利用いただきたいと思います。
もしかしたら、自社の「プロフィール」欄を見直した方が、
コスパが良いかもしれませんよ。
(執筆 関谷中小企業診断士事務所 関谷 信之)
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◆ コラム
「『働く喜び調査2013-2023年の変化』のレポートが公表」
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先日、リクルート社より『働く喜び調査2013―2023年の変化』
のレポートが公表されました。
リクルート社では2013年より毎年幅広い年齢層の就業者を対象
として仕事に関するアンケート調査を行っており、本レポート
では11年分の経年データを基に、働く人の喜び実感の状況・
その影響要因の変化について報告されています。
リクルート『働く喜び調査2013-2023年の変化』
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/0423_14246.html
調査対象:全国の15歳~64歳の就業者
※2023年調査の有効回答数:6,257人 期間:2023年12月22日~27日
雇用管理や組織醸成の観点からも大変興味深い内容となって
いますので、今回は本レポートの一部を抜粋してご紹介します。
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【働く喜びの重要性】
働く喜びを必要としている人は約8割
⇒2019年の調査では88.2%の人が働く喜びが必要だと感じて
おり、2017年を除いて毎年80%以上の人が同様に回答して
います。
【働く喜びの実感】
働く喜びを感じている人は約4割で推移
⇒2013年以降、減少傾向にあった働く喜びの実感ですが、
2018年に増加に転じ、その後は42~44%の範囲で推移して
います。
【希望と収入の実感】
希望の実現・収入の納得感は年々増加
⇒「思い続けてきた希望がかなえられている」と「仕事の
内容に見合った収入を得ている」と感じる人の割合が、
この11年間でそれぞれ9.1ポイント、10.6ポイント増加して
います。
【居場所感の減少】
自分の居場所を実感している割合は年々減少傾向
⇒「職場に自分の居場所がある」と回答した人の割合は、
この11年間で10.9ポイント減少しました。
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働く喜びを重視する声は高まっているものの、実際に喜び
を感じている人の割合は依然として半数に満たない状況が
続いています。これは、労働環境の変化や働き方改革が進む
中で、新たな課題が浮上していることを示しているかもしれ
ません。特に、居場所感の減少は働く人々の心理的安定に
影響を及ぼす可能性があり、企業や組織はこうした変化に
どう対応するかが問われることになります。
働く喜びというテーマは、単なる労働力としてではなく、個々の
従業員がどれだけその仕事に対して情熱を持てるかにも影響します。
それゆえに、従業員が「働く喜び」を感じられる職場環境作りは、
企業にとっても一層大切な取り組みとなっていくでしょう。
本レポートはリクルート社の公式サイトに掲載されています。
ご興味がございましたら、ぜひご覧ください。
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