【本コース全体】★ W杯ベルギー戦を元に学べること
こんばんは。前回のメールより、
一日空きましたがどうでしょう?
段々と、反応が多くなってきて嬉しい限りです。
引き続きメールなり連絡なりをどうぞ。
さて、前回まででテーマとしては一段落しました。
6月のテーマを超えるべくの話しは一昨日までの話です。
今日からは、もうちょっとさらに先まで進もうと思います。
ギアを一段あげて進めていきます。
7月でエネルギーはあがってくる人もいるので
それが良き流れに繋がるようにと思いメールします。
(そうでない人もいますからね。そこに向けては
次次回ぐらいのメールになると思います)
僕自身ここに来て、6月末から
これから先へ向かうヒントを、色々な形でもらってきました。
メールを書く中で繋がる話も多いです。
なので、それらを○○さんさんにもシェアしていき、
これまでの話のさらに先へいければと思います。
さて、最初はサッカーW杯の切り口からです。
昨日はW杯ベルギー戦でしたね。
○○さん、見ましたか?
僕はベルギー戦も他の試合も見ていませんがネットの情報は
チェックしました。
で、(動画も含めて)全く見ていませんが(笑)、
でもそれらを踏まえた話を今日はしようと思います。
今日の話はW杯ベルギー戦やサッカー日本代表の
概要がわかってないと面白くないです。
まあ、知識は小学校高学年でもわかるくらいでOK。
にわかでまったくもって大丈夫です。
ロシアW杯のグループリーグの大体の試合の状況、
西野監督が直前で変わったこととポーランド戦の最後の10分の戦略
2010年ではグループリーグ突破のベスト16、
2014年では歴代最高と呼ばれながらもグループリーグ敗退
そして、ベルギー戦
あたりがだーっとわかればいいです。
それが頭に入っている人は読み進めましょう。
<W杯ベルギー戦から学ぶこと>
いきなり本題から行きます。
今回のW杯でわかったのは、日本が世界と戦えるような
レベルになったという事。
でも、そこで見えた差が本丸であり、大きな差があったという事。
以下、僕から見た視点ですが、
今までの日本代表は技術的な差、戦術面での差、そしてネーム
バリュー等々で負けていました。
普通にやったらW杯では10戦中7,8戦はW杯では勝てないというチーム。
なので、過去2回ベスト16になっていますが、それらは
自国開催という地の利があっての勝ち。
正面から組み合ったら勝てないから、ひいて守っての勝ち。
(もちろん、得点力もついてきたのはある)
そういう感じだったわけです。
なのですが、今回はがっぷり四つになって戦える。
そういう力がついたことを実感したW杯だったと思います。
それはグループリーグを含めての4試合で感じたはずです。
ですが、がっぷり四つになってわかったのが
最後の最後で本当の力の差がわかるということです。
相撲で例えると、横綱と組んでの相撲になって、
押し出してはいけるが土俵際で俵一つ残したところで
相手が動かなくなる。投げようにも投げられない。
下手に攻めたらその力で投げ飛ばされる。
そういう、最後の最後に出てくる差があることを
肌で感じたと思うのです。
一番きつい時、苦しい時間帯、最後の瞬間に向けてで現れたのは
意識の差(つまり、目標の差)、
経験の差(これまでどれだけ大変な試合をしてきたか)
タフネス(日々どれだけプレッシャーを力に変えて生きているか)
といったものが完全に実力の差となって現れたのだと思います。
そういうのをヒシヒシと感じる試合だったと思います。
もちろん、それでも、ヤラレっぱなしだったわけではないです。
なのでね、きっと選手が感じたのは
出し切った、やりきった、戦えることがわかった。
けれど、その先に違いがあった。
戦えるけれど、イコール勝てるではない。
この結果は完全に実力の差によるもの。
そういう感覚なのだと思います。
でね、僕が選手ならめちゃくちゃ悔しいです。
勝てる試合だったからとか、最後の最後で点を取られたからとか
そういう試合の勝ち負け云々の話ではなくて、
4年間必死にやってきて、エネルギーを注いで、
練習もしんどいし、チーム内でも大変だし、
厳しい試合も体験してきて、やることやって。
で、いけると見えて、何かを掴めると思った先で、
相手は、そこからさらにスイッチが入って
歴然とした実力の差を見せつけられたわけです。
もうねぇ。
これで終わったと思うなよ!
絶対に見返すわ。この借りは120%で返すわ!!
良い試合だったなんて声はバカヤローか!
善戦したなんて下に見るなよ、ボケがーー!!!
と吠えて吠えて吠えまくって
1週間は腸煮えくり返ると思うし、
4年後までその火が残ると思います。
で、心の整理とかいらないです。
そんなのいいから次へ進まないと魂が腐るわ!!と思って
意識を次に向けると思います
※とはいえ、この敗戦が原動力にならない人は心の整理はしたほうが
いいです。でも、心のワチャワチャが静まった先には
その奥にある魂の声が出てきますから。
※とはいえ、現実的な振り返りや休息やあれこれはします。
それくらいになると思います。
実際はわかりませんが、そうなった選手もいると思います。
ここからの4年間を次の結果がどうなろうとも
全てを捧げる覚悟ができた選手です。
腹が決まって、次へ向かうと決まった選手です。
また、終わって少したった後に火がつく選手もいると思います。
心のざわつきが落ち着いた時に静かにメラメラとくる
選手もいるでしょう。
そして、そういうメンバーを中心にチームはできていきます。
4年後は確実にそれらのメンバーがチームを牽引し、
その火がついていないメンバーは火がつけられるか、
追い出されるかしてのチームは一体化すると思います。
この試合で辛苦をなめた事がきっかけで、粘り強く取り組む
事が決まり、そのメンバーは真っ直ぐに歩みだす事となるはずです。
で、それと同時に“スパッと手放す”メンバーも出るでしょう。
自分の中で終わったのを実感したメンバー、
サッカーは続けるけれどW杯を目標としてするのは終わるメンバー
(ベテランメンバーはそうなりやすいですね)
メラメラ燃えているメンバーを傍で見ていて、
自分は4年後に向けてそうなれないと気づいたメンバー
これらのメンバーはスパッと手放すことになるでしょう。
心の整理をつけるべくの時間がいるメンバーもいますが、
深い部分ではどうするのかはわかっているはずです。
ただここでは“スパッと手放す”をスッキリし整理することに
使うのではなくて、やるからには次のW杯へと覚悟が決まった
メンバーと同様もしくはそれ以上の目標をもつことです。
今回の体験を未来で出会う出来事への経験に変えて、新しい
ものへ向けて取り組まなければ何にもなりませんから。
同じ選手同士ならそれくらいのハッパはかけますけれどね。
これは、その賭けるものが何かを見つからずともです。
見つからずとも、そういう気概で生きていかなければ魂は腐ります。
一度、そういう世界を見て、知って、体験してしまっていますから。
そうやって生きずに4年を過ぎたら、次にW杯を見て
モヤモヤするだけでしょう。
それこそ、後悔だけが大きく残って。
ああ、なんであの時に。。。と思うだけです。
今回の魂の衝動を満たすには、自分の成長とより深く他者へと
関わることだけです。
それが今まで同様にサッカーW杯なのか、そうでないのか。
それはどっちでもいいのです。
やることが問題ではなく、取り組み方や姿勢、生き方の話です。
“スパッと手放す”側の人もそうやって4年間を過ごしたなら
次回はTVで、現地で、後でビデオで見ることになったとしても
同じように戦っている気持ちで、4年前の出来事が確かに
あの場にいたメンバーの人生を押し上げたことに感謝し、
魂の旅路を共に歩んでいる有志に感じるものがありながら
目にすることでしょう。
そうやって深く学んだとしたなら、
ベルギー戦が人生を次へと進ませる後押しとなります。
魂の声を呼び起こされ、いや魂が鷲掴みされたのですから。
悔しかろうが、無念を感じようが、人生でそれだけ
強く何かを感じることはないですから。
それを次へと進ませる後押しに使ったなら
サッカー人生としてはもちろん、
関わった人たちの人生が大きく進むと思うのです。
さて、今回はサッカーW杯を元に
人生の転機(嬉しくないことでも)をどうやって
力に変えるのかという話をさせてもらいました。
今がまさにそうだというメンバー、
今年前半がそうだったというメンバーの
参考になればと思っています。
もちろん、僕自身も参考、いやいや自分ごととして
2018年後半へ生かしていきます。
追伸:西野監督視点の話を。
僕が西野監督だったら相当に悔しいですね。
いや、自分の至らなさ具合に、選手に、日本のサポーターに
サッカー界全体として申し訳ない気持ちに苛まれると思います。
僕は西野監督はクレバーな監督だと思うのです。
選手の一歩先をいっていた。
最後の30分、20分、10分で地力の差が出る。
本気になったチームの底力が出るから。
その時間で簡単に空気をひっくり返し、試合をひっくり返すことを
知っていたのです。逆に言うと日本にその力はないと冷静に見ていた。
まだ、そういうレベルにはなってないと見ていた。
だからこそのポーランド戦の最後の10分だと思うのです。
試合の最後の10分であり、グループリーグの最後の10分は
一番そのチーム本来の力が出るから。
なおで、ポーランドVS日本、コロンビアVSセネガルの
試合を分析した結果、ああいう采配になったと思うのです。
同様に恐れていた事が逆にベルギー戦では防げなかった。
真正面からやりあうしかないから。
※受け流すという戦略もあると思うけれど、既に前試合で
そのカードを切ってしまったが故に今回はそれができなかった。
だからこそ、ガチンコでそこに向かったが、ほころび
(W杯のベスト16レベルに残るチーム視点でのほころび)が
出てしまった。西野監督はそう感じていると思います。
そして、その最後の10分の差を埋めることができると
したなら、ベンチの采配しかない。
最後の10分で奇跡的なゴールが生まれるとしても、
厳しい試合の中でそれが生まれるには、ベンチワークという
跳び箱前の踏み台があってのもの。
その踏み台さえ作れれば。。。
というのは強く感じていると思います。
そういう意味では、すべての責任は自分にある。
そういう風に思っていると思います。
現状での西野監督の振り返りインタビューでは
それを感じさせてくれるようなものがありました
http://news.livedoor.com/article/detail/14959325/
深い部分では、1ヶ月後、3ヶ月後ぐらいに改めて振り
返ってのインタビュー記事は出ると思うのでね。
その時を楽しみにしたいと思います。
ではでは、また。
次回は明日の予定です。
ちはる
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