三角食べ vs ばっかり食べ
2022年09月26日
3連休に山形に旅行に行ってきました。
金、土曜日はあいにくの雨模様でしたが日曜日は快晴で、
ちょうど収穫直前だったあたり一面に広がる金色の田んぼは
プロヴァンスの満開のひまわり畑に匹敵する美しさでした。
さて、泊まった旅館での朝食のこと。
朝食会場はゆったりと流れる最上川の真ん前でした。
よくあるホテルのバイキング形式ではなく純和風の朝食で、
豆乳鍋やら焼き魚やらの小皿が並ぶ朝ごはんを前に私が
「さて、何から食べようかな~」と迷っていると、
早食いの夫はすでにご飯だけを先にを平らげてしまっていました。
”Tu as deja mange ton riz !?”
”Ben oui, il fallait pas?”
「あなた、ご飯もう食べちゃったの!?」
「うん、ダメだった?」
「日本の朝食は、ご飯と一緒に周りの焼き魚とか佃煮とか
昆布とか梅干しとかのりとか漬物とか食べるんだって、言ったじゃない~
それに、ご飯と一緒に食べた方が美味しいよ。」
”Je ne savais pas.”
「知らなかったって、私、いつも子供達に言ってたじゃない~。
ご飯、おかず、味噌汁などを少しずつ「三角食べ」しなさいって...。」
”J’avais oublie.”
知らなかった、忘れてた、ってあなた何年日本に住んでいるんですか....。
と何度も言ってるのですが、フランス人の夫には「三角食べ」は無理なようです。
いろいろなおかずやご飯、味噌汁が並んでいると、
フランス料理風に「まずは野菜だけ」「次は肉だけ」「次は魚だけ」
と、一皿ずつ平らげていく「ばっかり食べ」になってしまいます。
でもネットで調べてみると、
「三角食べは1970年代ごろから一部地域の学校で推奨されたといわれます。
しかし近年、学校での三角食べ指導は「行きすぎた管理教育」などと批判され、衰退気味」
だそう。
「ご飯と一緒に食べておいしい献立もあれば、単品で味わうものもある。
決め付けず、料理に合った食べ方を勧めるのも良いと思います」
と管理栄養士の方が言っていたので、もう夫に「三角食べ」を
要求するのはあきらめました(笑)
Mangez comme vous voulez !
「どうぞ、お好きなようにお食べください!」
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