自分を知り、自分を楽しみ 自分を通して世界を知る。 「ココロの学校」 延べ1000人以上にお伝えしてきた 本当に強い心の育て方

○○さん、こんにちは！

「ココロの学校」主宰
メンタルヘルスカウンセラーの高野です。

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ぜひお気軽にお問い合わせください^^）


新元号が発表になりましたね。

万葉集の梅花の歌

「初春の令月（れいげつ）にして、
気淑（よ）く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披（ひら）き、
蘭は珮後（はいご）の香を薫す」

から取られたそうですね。

史上初めて、国書から引用されて
素晴らしいと思います。

僕は国家とか日本とかにこだわりは
少ないと思うのですが

日本語によって育ったという
恩恵と影響があると思っています。

日本語は、表音文字である仮名と
表意文字である漢字が入り混じり
イメージで意を伝える美しい言葉です。

漢字は特に象形文字としても
抽象度が高い言葉。

比較すると分かりますが、
ヒエログリフ（エジプトの神聖文字）は
輪郭で文字を描きます。

男女は共に横顔で書きますが、
ヒゲとか髪で区別します。

対して漢字では骨格で
意味を表現します。

人という字も横向きの人を
線で表現しており、
輪郭でなく骨格なのです。

だから漢字は色々な意味の言葉を
組み合わせやすい。
組み合わせて一字で様々な意味を
表現できる言葉になっています。

このような言葉の特徴と意味を
深く研究された白川静という
人がいます。

元々読書しながら仕事がしたいと
学校の先生を目指していたのですが

漢字を調べて甲骨文の研究に
行き当たりました。

発掘された大量の甲骨文を
トレーシングペーパーに書き写し
研究を進めて、

一人で「字統」「字源」「字通」
という辞書を書きあげるという
恐ろしい人です。


甲骨文とは
古代中国の「殷」という時代に
とても強い力を持った王朝によって
作られたものです。

亀の甲羅、鹿などの骨を焼き
そのヒビを見て占いをします。

左右に甲骨文で
〇〇すべきか、せざるべきか
と書いてヒビによって
どちらかが選択されるのですが

面白いことに
同じ時期に何度も同じ占いを
したということが分かっています。

つまり、占ったというよりも
王の決定を神の権威で裏づける
または神々の後ろ盾を無理やり
得るために儀式が行われ、
そのために漢字が作られたのです。


共産党の志位委員長が
元号というものは
時間も支配するという
古代王朝の支配の歴史から来た
と批判していましたが、

それを言うなら
我々の使う漢字にも
同じルーツが流れています。

それが真実で、逆に日本には
神聖な王様による文字の統一は
ついに行われなかった。

借りてきた漢字を
換骨奪胎して自分たちの言語に
使った訳です。

そして、それが使えたということは
意味の背景となる文化に共通のものが
あったということになります。


例えば僕も驚いたのですが、
「親」という漢字、
よく「木の上に立って見るから親だ」と
説明されますよね。

文字はそんなダジャレみたいに
作られていないと白川静は言います。

そうすると「新」という字の右は斧で、
何故これが親と同じ左辺なのかが
分からない。

立つの字は元々「辛（ｼﾝ）」に似た
針を指す言葉でした。

これを投げ矢のようにして
当たった木を切って位牌を作ったのです。

だから、木と針とそれを見る人で
親を指す。

そして木と針に斧で切り出す瞬間で
新しいを指す。

薪という字もそれに連なる言葉で
全て「ｼﾝ」と読むのです。

字形と意味をきちんと知らずに
覚えようとするのは

いろは歌を逆から覚えろと
言うようなものです。

天才的な工夫を全く台無しにして
形だけ使っているわけです。


漢字の原型はとても
呪術的でした。
そのような古い漢字の成立ちは
現代人には全く関係ないのでしょうか。

例えば「真」という字があります。
元々これは眞の字に作り
上のヒは化けるの初の文で死者
下の県は首が倒れていることを指し
顛死（ﾃﾝｼ）者を言います。

昔から（日本でもそうでした）その
呪力を怖れたため、
これを慎（ﾂﾂｼ）み、その瞋（ｲｶ）りを
鎮（ｼｽﾞ）めねばならなかった。
（全部同じ字形です）

これが今のような真実という意味で
初めて使ったのは
孔子の儒教と同時代に発達した
道教の祖である荘子でした。

荘子は
「眞人ありて、しかるのち眞知あり」
と述べ
顛死者の語を存在の根源に達した者の
意味に使ったのです。

後に道教は随分と胡散臭く
不老不死を求めるお呪いのような
宗教のようなものになりましたが
（仏教も似ています）

元々は古代人の深い思索を教えて
くれるもので、
その礎は漢字とその世界観から
来ていたのです。

白川静は
歴史への深い理解が
未来を展望する力に繋がる
と延べています。

僕は自分というものを知るために
人間とは何でどんなことを考えて
来たのかを知る必要があると
思っています。

○○さんも
少しでも関心を持ってくれたら
嬉しいです。

あ、この漢字の由来が知りたい
というものがあったら
ぜひこのメールに返信くださいね。

調べてお返事書きます^^


では、今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました^^


■□　発行　□■

自分を知り、自分を楽しみ、
自分を通して幸せになる

『ココロの学校』代表　
高野　真俊（タカノ　マサトシ）

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