自分を知り、自分を楽しみ 自分を通して世界を知る。 「ココロの学校」 延べ1000人以上にお伝えしてきた 本当に強い心の育て方

先日、主催している
読書会のサロンで、

サン＝テグジュペリの
「夜間飛行」を読み終わりました。

五回かかって読んできたのですが、
小説自体が本当に素晴らしくて
とても盛り上がりました。

それで、今まで
アウトプットした方がいいよーと
話してはいたのですが、
今回は全メンバーに感想を
書いてもらうことにしました。

ちょっと工夫して、
順番を指定してチェーン形式で
感想を書いてもらいます。

前の人のものに必ずしも
触れなくてもいいのですが、
（触れたら面白いんですけどね）
それを受けてバトンするように
感想をつなげていきます。

勉強やアウトプットって
そのままでは難しいのですが
少しワークのような形にすると
楽しく取り組めたりしますね。

先日も
商品設計の講座で、
「お金のブロックを見つける」
ワークを入れたのですが、

難しいと思っていたけど
楽しかった、分かりやすかったと
好評でした。

読書会の感想の提出方法は、
実は僕が通っていた松岡正剛の
「編集学校」の
最難関コース【離】というプログラムで、
お題の回答方法が五種類あるのですが
そのうちの一つ「勘弁」という
相互に回答を参照し合う答え方を
参考にしています。

ワークショップを設計していると
（というか他所から持ってくるのですが）
よく、こんなことできませんか？ということに

・気が利く応答が出来るようになって欲しい
・相手への想像力を養えるようにして欲しい

というものがあります。

ワークショップでそれをやると
結構遠回りなのですけれど
（実際には職場では具体的なシーンに
適切な言葉がけをして欲しいというニーズが多く
逆にマニュアル的なんですよね）

こんなのやってみたら面白いかな
というのはいくつかあります。

例えば今度イベントでもやりたいなと
思っているのが、

【結婚の条件】というもの。

容姿とか、収入とかいくつかの条件があって
それにまず各自で順位を付ける
そしてそれをチームの中で話し合いで
コンセンサスを求めて一つにすり合わせる
その時に多数決や平均では駄目で
何か理由を皆で考えるとうものです。

これは
・異なる意見に気づく
・異なる意見を否定と取らずにすり合わせる
・自分の意見を保留したりブラッシュアップする

というような訓練になります。

他にも、
【秘密の単語】というワークがあって
例えば「今日は暑いね」とか
「エアコンつけようか？」といった言葉を
秘密にしている相手に会話しながら言わせるように
誘導するというもの。

これも相手の心理状態を想像しながら
言葉を出していく必要があるので
面白いなと思います。
得意な人の方法を見るのも勉強になりそう。

来月あたりからオンラインで
こんなワークを楽しみながら遊ぶイベントを
やっていきたいなーと思ってます。

こんなワークないですか？
こんなのも面白いですよ！という
ようなことがあれば教えて下さいね。

読書会も来月から
新しい本に入ります。

サン＝テグジュペリが飛行士の話だったので
（正確にはその会社の社長の資質に
一番フォーカスが当たってるのですが）

チャーリーとチョコレート工場を書いた
ロアルド・ダールの「飛行士たち」という
短編集を二回ほど読んで、
ヘルマン・ヘッセの「デミアン」という
作品を読んでいきます。

ヘルマン・ヘッセは、
ドイツの超有名作家なのですが
それまで寄宿舎でのどちらかというと
ロマンスな青春物語のようなものを
書いていたところから、

戦争体験を経て
キリスト教の文化に疑問を持ち
晩年にはシッダールタという仏教的な
物語を書くのですけれど、
そこへのちょうど転換期と言われている
作品です。

善と悪とは一体何かということを
考えられると思うのでこちらも
楽しみにしています。
（こちらもZOOM開催なので、
関心ある方は是非）

それでは今日も
最後までありがとうございました。