【アチーバスと浄土双六の話】お手紙ココロの学校 vol.113
昨日ですが、
オンラインワークショップの
イベントを無事終了しました。
こちらで思ったことは
また次回書きたいなと思います。
このところ続けて書いている
ゆうさんも来てくれました^^
ワークショップでは今回、
「結婚の条件」という
ゲームをしたのですけれど、
ゲームと言えばゆうさんが
「アチーバス」というゲームをして
気分が悪くなったという
話をしてくれました。
「アチーバス」
名前は聞いたことあったのですが、
詳しくは知らず教えてもらいました。
（詳細はこんな感じ
https://kanasys.com/essay/525
元々ナポレオン・ヒルという人の
成功法則から作られたゲームなのですが
17の成功法則がカードになっていて
1人の手札が6枚。
順に手番が回ってくるのですが、
メインの動きは自分が持っているカードを
一人指名して
あなたは「・・・を持っていますか？」
と聞く。
持っていればその人は、
「・・・を持っています」と答えて
二人はカードを場に出す。
全員が場に
17のカードを揃えられたら
ゲームクリア、というものです。
ゲームというものは
【勝敗】を競うものが一般的ですが、
全員で上がることがルールであるのが
面白いですね。
ただ、このゲームは
良いとされる成功法則を
お互いに持っていることで
ゴールにつながるという意味付けがあり
そういう意味では
同調圧力が強いです。
皆で協力するといいながら
違いを想定していない、排除する
そういう様式になっています。
これは一般な僕にもそうなので、
被虐経験のある人であれば
そもそも協力してゲーム達成するために
相手に働きかける
（そしてこちらも協力する）
という様式に
抵抗を感じるだろうと思います。
ちなみにゆうさんは、
こんなゲームのようなことでも
被虐の人は不利なのだと悟って
愕然としたそうなのですね。
それで、そういう人にも
何か橋渡しになるゲームを
作りたいと思ったそうなのです。
ゲームには
作成者や社会にある
暗黙の了解が浮き彫りになります。
例えば日本では
「浄土すごろく」というものが
残っているのですが、
すごろくの八割くらいが
浄土でなくて地獄のコマなのです。
そして浄土はふわっと曖昧にしか
描かれていないのに
地獄はとても具体的なのですね。
19世紀のヨーロッパでは
ボードゲームの走りとして
「がちょうのゲーム（すごろく）」が
大流行しました。
サイコロを二つ振って
63に早く達すると勝ちなのですが、
途中でボーナスや邪魔があって
賭け事でも盛り上がったらしい。
でも例えば
6番の「橋」は大人への通過儀礼を
19番の「宿屋（一回休み）」は道草を
31番の「井戸」は助けを要する大失敗を
42番の「迷路（後ろへ戻る）」は迷いを
52番の「牢屋」は重大な過ちを
示していて、
そして58番の「死（最初に戻る）」が
待ち構えている。
（9の倍数の目が出ると、
倍速で先に進めるのですけれどね）
これは何だか
人生の縮図を表現していて
面白いですね。
ゲームに何かの
学習効果を持たせようとするときは
その人の無意識な普通も
組み込まれちゃうことがあるから
面白い（恐ろしい）なと思います。
○○さんはどうですか？
どんなゲームが好きでしょうか？
そういえば、心理学にも
「ゲーム」と言われるものがあるんですよね。
来週そんなこと書こうかな。
それでは今日はこの辺で。
今日も最後までありがとうございました^^
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