【上達のコツ】お手紙ココロの学校 vol26
「ココロの学校」主宰
メンタルヘルスカウンセラーの高野です。
皆さん今週はいかがお過ごしでしたか？
今週は所属している協会の
傾聴トレーニング研修の講師をし、
そのまま夜にはカウンセリング。
日曜日はチャイルドラインで
「質問のコツ」というワークショップと
夜は逆鱗cafeの予定。充実です^^
久々に協会の
傾聴トレーニング研修だったのですが
“トレーニング”とあるだけに
ワークが盛りだくさん。
いろいろ講義したことを元に
ロールプレイングをするのですが、
自分の会話を客観視して制御するのって
難しいものだなぁと改めて初心を思いました。
表情を意識しながら、
相手の言ったことをくり返しながらまとめて
更に質問を考える、とか
確かに最初の頃はしっちゃかめっちゃかで
一つずつ身につけて磨いていくしかないですね。
そういう時に意識をしているのが、
【無理をしない】こと。
難しいなと本人が感じていることも
ちょっとずつ。
それに出来たところを見る。
やりたくないなと本人が感じていることも
ちょっとずつ。
その場合は味見程度、かな。
ワークだからね。
同じようなことを
先日バレエのレッスンに行った時に
身体の専門家の方が同じような事を言っていて
驚いたことがあります。
バレエのレッスンと言っても
「だるまさんが転んだ」ワークショップと言って
“まずは楽しく身体を動かしてみよう”
というのがテーマですが、
それを主催している先生が
村上ゆきさんというバレエのプリマをされていて
今は振付や脚本をメインでされている方。
村上さんは
十代の時にモナコのバレエスクールで
バレエを学んだのだけれど、
そこで必ずヨガのレッスンがあったそうだ。
そのヨガの時に
「無理しないで」「楽なところで止めて」と
言っていたのだそう。
その時は意味が分らず、
そもそもヨガの意味が分らなくって
モナコの校長先生に
なぜカリキュラムにヨガがあるのか？
と聞いたのだそうだ。
そうしたら、
「そうだねぇ。
ゆきならもう何年かしたら分かるかな？」
と言われたのだそうだ。
（いい先生だよね）
それからアメリカに行ったら、
そこの学校でもヨガを教えている。
そこで同じ質問をしたところ
「だって、ヨガやって
みんな踊り良くなってるでしょ？」
と言われて、ハッとしたのだそうだ。
このことが、ダンスには必要で
自分がダンスやヨガを教える時にも
これを欠かしたら
まったく意味がなくなる
そう、思ったのだそうです。
僕はたまたま
フェルデンクライスメソッドという
フランスで嘉納治五郎から
柔術を習った物理学者が
膝を壊してしまってから
作りあげた操体法で同じ事を
学びました。
負荷や限界は
痛みから生じ、
特にそれが記憶になって
人の身体に緊張をもたらす。
みんな小さな時に学校で
もっと早く、もっと遠く
もっとたくさん
身体を曲げるように習って
身体は緊張することを
覚えていく。
そうすると、
自由に身体なんか動かないよね。
これは心も一緒なのだ。
だから、ワークする時
トレーニングする時も
ちょっとずつ、
楽しいくらいちょっとずつ
そうやって、
自分からやりたくなって初めて
上達していく入口に立つことができる。
上達って、させるものじゃなくて
するものだよね。
僕は、そう思っています。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました^^
■□ 発行 □■
自分を知り、自分を楽しみ、
自分を通して幸せになる
『ココロの学校』代表
高野 真俊（タカノ マサトシ）
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