自分を知り、自分を楽しみ 自分を通して世界を知る。 「ココロの学校」 延べ1000人以上にお伝えしてきた 本当に強い心の育て方

【お手紙ココロの学校】

【伝わらなくても伝えたいこと】お手紙ココロの学校 vol36

2019年08月16日

○○さん、こんにちは!

「ココロの学校」主宰
メンタルヘルスカウンセラーの高野です。
皆さん今週はいかがお過ごしでしたか?

お盆と台風が同じタイミングだったので
苦労された方もおられるかもしれません。
ご苦労様です。


昨日は終戦記念日でした。

僕は戦争を直接経験していませんが
戦争と関連して小さい頃の記憶にあるのは
原爆とナチスです。

原爆で印象的なのは小学校の教室に
とある先生が揃えていた
「はだしのゲン」という漫画を読んだ
ことでした。

戦争の悲惨さだけではなくて
その中で生きる子どもの強かさや
心の本性が表れた時の
何とも言えない生々しさが心に残っています。

ゲン達はアメリカの進駐軍の将校に
日本人の死体の頭蓋骨を金色に塗って
土産物として売ったりしていて、
その発想に衝撃を受けました。


ナチスは特にアウシュビッツの
写真が衝撃的でした。

人の存在はこんなに抑圧され得るのか
そんな状態を想像すらしたことが
無かった、そんな衝撃でした。


僕の娘は今年中学校一年生で
読書感想文の宿題があるので

いくつか適当に
僕からの推薦図書を渡しているのですが、
その中に一冊「種まく子供たち」
という本があります。

小児ガンと闘った
七人の子供たちの物語で
病気という自分ではどうにもできない
ものを背負ってどのように生きるか
感じさせてくれる本です。

その中の一人の少年が日記に毎日
「ではまた明日」と書いていたこと

一度は生きることに絶望したその子が
また生きることに意味を取り戻したこと

その二つが印象的だったと
話していました。


僕はアウシュビッツを生き延びて
「夜と霧」を書いたフランクルの話をして

フランクルはどんな時でも
人生に意味を見つけることができる、
どんなに極限の状態であっても
その状態に対して
その人が取る「態度」だけは
奪うことができない。

「態度価値」と呼んだそれを、
彼は見つけたのだろうね、と話しました。

「ふーん」という感じで
そんなにはピンときていなかったかな(笑


フランクルは
自分の人生に価値を見出すことが
生きる希望につながると確信していた。

だけどもしかしたら
生きることに希望を持つことが
自分の心に糧になってくれるものだって
そもそも思ったことがない人も
いるかも知れない。

娘もそうなのじゃないかなと思う。

小児ガンの少年みたいに
生きることに絶望したと思ったことある?
と聞いたら
そんなことはないかなと言っていたし。

それでも、
今は分からないかも知れないけれど
伝えておきたい

いや、ずっと分からないのだとしても
言っておきたい。


そう思うことの一つが
フランクルだったけれど、

どんなタイミングで話すかが難しい。


気づいていないかも知れないし
気づかなければ幸せかも知れないけれど

生きることはいつも
何かの制約を伴っていて
程度の差はあっても本当は共通なのだ。


終戦の日にこんな話をしたのは
たまたまだったのだけれど、
僕はフランクルを思い出すのです。

連合国側にアメリカが参戦して
日独伊の枢軸国側を破ることで
救われたユダヤ人であった彼のことを。


○○さんはどうですか?

伝わらないかもしれなくても
子供がいたら言っておきたいということは
ありますか?

今日は台風一過で暑くなるかな。

今週末は厚木のごちゃまぜフェスの
イベントスタッフに行ってきます。
https://peraichi.com/landing_pages/view/gochamazefes2019

お近くの方はぜひのぞいてみてね。


今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました^^


■□ 発行 □■

自分を知り、自分を楽しみ、
自分を通して幸せになる

『ココロの学校』代表 
高野 真俊(タカノ マサトシ)

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本当に強い心の育て方
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