自分を知り、自分を楽しみ 自分を通して世界を知る。 「ココロの学校」 延べ1000人以上にお伝えしてきた 本当に強い心の育て方

○○さん、こんにちは！

「ココロの学校」主宰
メンタルヘルスカウンセラーの高野です。

先週はいかがお過ごしでしたか？

僕は読書会の仲間と
五浦の岡倉天心記念館に行ってきました。

名著「茶の本」で有名な
岡倉天心は、
スキャンダルがあったり新しい美術の
概念がなかなか受け入れられなかったりと

風光明媚な五浦海岸に居を構え
晩年の活動をそこを拠点に行いました。

メンバーの四人で池袋から出発しましたが
（数年ぶりにレンタカーに乗りましたが
運転は結構好きです）
片道3時間以上かかる距離。

天心はクセの強い人物であることもあり、
半ば追われるように辺鄙な地に行きました。

彼の死後、彼が主張した
「アジアは一つ」という言葉が利用されて
彼の名誉は回復されましたが、
戦争賛美に使われてしまいました。

日本の仏教芸術の美のルーツが
中国にあると考えて
日清戦争の真っ最中に辮髪のかつらをつけて
中国に調査に行った彼の情熱を考えると
幸せとは何であるのかということを
考えさせられます。


成功したい！と思うこと
負けたくない！と思うようなとき

成功とか負けないというのは
形が無い、キリがない条件ですよね。

だから、その気持ちのままで
満足するというのは、
つまり幸せになるというのは難しいものです。

完全なものって逆に表現できなくて
よく言われるのは、神様というのは否定形で
表現される。

神様であれば、
無力ではない、無慈悲ではない、汚くない
そういったことですね。

神様ならば、〇〇ではないという否定形でも
全てを持っているのだからいいでしょうが、

人間が同じものを求めると
〇〇ではダメ、○○では不足している
〇〇では成功していないと
際限なく自分を否定し続けることに
繋がってしまいます。

だから一番大事なのは
自分に求める“問い”を翻訳し直すことです。

自分はどうあればいいのか
どうあったら満足か
そのためにどんなことが必要なのか
どうすればそれが手に入るのか

そのように、求めることを具体的にする。

正しい“質問”ができること。
それができれば答えに辿り着いたようなものです。


五浦海岸の見える
天心美術館のすぐ近くに
一件のコケ専門店がありました。

一軒家を改造したような
家兼作業場のような建物で
古い園芸店のような趣です。

その家の前に入江があって
太平洋岸なので朝日が上がるのですが、
正月に向けて左から徐々に右に
朝日が昇るポイントが動いてくる。

そしてちょうど最端が
家の真ん前のあたりなのだそう。

海から上る朝日は
格別でしょうと思ったところ
本当に美しいのは
海から上る月なのだそうです。

真っ赤で大きな月が
海から上がってくるのだとか。


岡倉天心は
晩年一艘の釣り船を作らせました。

釣りが好きで、
釣りの時には朝2時とか3時に海に出て
時にただ漂う時もある。

天心は日本美術院を牽引しましたが
彼自身は十点程度しか絵を残していません。

ちょうど今は彼の絵が展示されていて
その中には月の絵もありました。

きっとその風土と空気と色を
美しいと思って描いたのでしょう。


今月16日から
読書会の新シーズンを始めます。

アニー・ディラードの
「本を書く」という本です。

表現するという事は
どのような問いを立てるのかということと
根っこが結びついているように思います。

きっとまた
気づきの多い読書会になるでしょう。

ご興味ある方は
ぜひ返信でお問合せ下さい。


さて、それでは今週はこの辺で。


○○さんは
欲していることについて
問いの立て方をどのように
調整したいと思いますか？

今日も最後までありがとうございました^^


■□　発行　□■

自分を知り、自分を楽しみ、
自分を通して幸せになる

『ココロの学校』代表　
高野　真俊（タカノ　マサトシ）

延べ1000人以上にお伝えしてきた
本当に強い心の育て方
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