自分を知り、自分を楽しみ 自分を通して世界を知る。 「ココロの学校」 延べ1000人以上にお伝えしてきた 本当に強い心の育て方

○○さん
こんにちは！

「ココロの学校」主宰
メンタルヘルスカウンセラーの高野です。

先週は如何お過ごしでしたか？


僕は会社が所属しているホールディングスが
主催した新規事業コンペにアイディアが選ばれたり

別にジョインしているコンサルの会社に
ちょうどスキルとやりたい事が
マッチしている仲間を繋いだり

「ココロの学校」メインセッションを
新規でご契約頂いたりと
充実して過ごしております。


そういえば、会社の方で
新人さんへの面談を強化しています。

仕事に慣れるまでは不安と
やる気やスキル、成長のミスマッチが
起こるものです。

その頃に、ただの茶飲み話だとしても
様子を聞く面談を三カ月一度程度行うと
離職率に大きな差があるのですが

新しく移った部署では実施していなかったため
新規で始めました。


同僚の子が面談が苦手だというので
僕が面談をする所を見学してもらっています。

なるべく周りと隔絶した
気が散らない空間で、

向き合う時は90度の角度で座り
手を机の上に置いて相手から見える位置に。

最初に面談の目的を
全員にしていることと、
気楽に近況や困っていることを
教えて欲しいことと

他の人に伝えて欲しくないことは
遠慮なく言ってほしいということを伝える。

それから、分かっていても
デスクインしてどれくらい？
と聞いてから、どう？慣れた？と聞く。

明確に答えられる質問に
答えてもらうことでやり取りから緊張を除いて
親しみを持ちやすくしてもらうため。

その時に自分の振る舞いが
リラックスしているのも大事。


困っていることが何もなければ
仕事やプライベートの楽しいことを
聞いていくのですけれど

困ったことがある時に
一番最初に意識してやることがあります。


それは、


～～～～

困ったことが起こったシーンを
具体的に特定する事

～～～～

です。


例えば最近、不安と緊張が強くて
辛いという相談を受けました。

相手も焦ってアプローチしてくる事が
多い職場で、
前にも一度派遣会社に提案されたが
自分には無理だと断った事もあるとか。

今回はトライしてみようと頑張ったが
何を言われるか、また失敗するのじゃないかと
不安が募るばかりで
もう辞めたいと思っているとの事でした。


それで、まず具体的に
そういう気持ちがやってくるシーンを
聞きます。

もちろんその人も上手にできたと
思う時もあるわけで
いつもそういう気持ちな訳じゃない。
（いつもな場合は時系列をさかのぼりますけど）

「どういう時にそうなるの？」
という質問をしても

例えば相手がちょっと焦っていたり
怒ってイライラしていて

そうすると口が上手く回らなくって
言わなきゃいけないことを忘れたり
それでもっと緊張して悪循環になるんです、

とか言うわけです。


この、もっと緊張して悪循環にとか
忘れてしまってというのは
後付けの解釈で、
むしろそれが悪さをしていて
そこを掘り下げたいわけです。

だから、相手が怒ってるところを
掘り下げる。

最近だったら何て言われた？
どの時にその緊張は始まったの？


この辺の具体的な事象と
それへの反応の仕方によって
対策を変えて行きますが、
まずはここですね。

起こった出来事と解釈や感情を分けて
感情を丁寧に聞いていくというのが
基本なのですけれど、

その前に相手の主訴、困っていることが
何によってどのように始まるかを
正確に押さえる必要があります。

そうしていくと、
実際に何か言われる前に
雰囲気でもう不安が始まってることが
分かってくる。


それでこの方には
「不安ノート」をつけようか
と言って、

CBT（認知行動療法）のステップで
客観視する方法を教えて
実際にちょっと分解してみます。

まず事象を書いてもらい、
その時に自動で浮かんだ考えを書き
どんな気持ちになるかを書いて、
他に考えられることはないか書く。


この方は最後が浮かびませんでした。

考えれば忘れずにできたのに、
失敗した、全然だめだ。

ここから思考が広がらない。


少し間を置いて助け船。


じゃあそうだなぁ
親しい親友が同じことを言っていたら何て言う？

少し怪訝な顔をその人はする。


あなたの大事な人がそう言っていたら

そうだね、もっと考えれば良かったね、
失敗して駄目だったね、って言う？

はっとその人の表情がはじける。

言いませんね。。


そうなんだね。
じゃあ何て言うの？

大丈夫だよって言うと思います。

そうかぁ。

じゃあどうしてさ、自分にだけそんな厳しいの？

こうやって思考を広げて
今の気持ちを見直す。

すごく、楽になりましたと
言ってくれました。

ちょっと自分で自分に
驚いているみたいだった。


大事なのは、友達の事を考えて
ちょっと泣き笑いの顔で
「そんなこと言いません」って言えたこと。

友達にそう思えること、
そう思える友達がいたこと

そして多分、
今頭に思い浮かべているその人が
いるってこと

それはあなたの中にある力なのだ。

自分にブレーキをかける、
反省するのだってその人の力だけど

もっとこうなりたいのに
出来ないと思っている人の
本来の力を整えてあげるのは

とても楽しくて嬉しいのだ。


では、今日はこの辺で。
最後までありがとうございました。


■□　発行　□■

自分を知り、自分を楽しみ、
自分を通して幸せになる

『ココロの学校』代表　
高野　真俊（タカノ　マサトシ）

延べ1000人以上にお伝えしてきた
本当に強い心の育て方
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