ライプロ通信Vol.30 ~ 専門力を高めるコツは実践力と講師力 ~
ライプロアカデミー通信『通称:ライプロ通信』
3つの力と3つの視点を鍛え、確かな結果と実績を出す!
独立起業を応援!&講師業を仕事にするための実践メールマガジン
※本メールマガジンは、毎週水曜日発行予定です。
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○○○○ 様
ライプロ通信 Vol.30
『 専門力を高めるコツは実践力と講師力 』
6月の1週目は、「専門力とその視点」をテーマに当メルマガを発行させて頂きます。
当メルマガでは、専門力、人間力、収益化力この3つの能力と視点を高めていこうということを、ベースにお伝えしています。
今回のテーマは「 専門力を高めるコツは実践力と講師力 」です。
まずは、専門力に関して定義しておきます。
これは、トレーナー(運動指導)の観点から言えば、機能解剖学、運動生理学、運動力学のような、
運動指導に関する専門知識・スキルのことを指すとします。
これらの大枠の学問から、あとは派生したり、枝分かれした学問と捉えておきます。
もちろん、栄養学、脳科学、神経学などもありますし、
トレーナー以外の職種におけるインストラクター・セラピスト・治療家・理学療法士などの場合に、
同様に外せない学問の大枠があるという理解を、ここではしてください。
さて、ここから本題に入りますが、ではその専門力をいかに高めていくか?
つまり、目の前のお客さん、患者さん、会員さん、利用者さん、クライアント、選手に、
いかに貢献するか?
目の前の人のためになるか?
業界の役に立つか?
多くの方々の健康や元気や笑顔に寄与するか?
ですね。
専門力を高める理由は、ここにあります。
その専門力を高めていくための手段・方法としては、
・考える
・調べる
・人に聞く
大枠では、この3つです。
もしも、考え抜けていない、調べ切れていない、周りの専門分野の人に聞けていないという場合があれば、
即実行していきましょう!
次に、今ある専門知識とスキルをより磨いていくには、
・実践する(実践力)
・教える(講師力)
この2つと考えます。
ここからはエピソードも交え「実践する(実践力)」および、
「教える(講師力)」に関して話を展開していきます。
ということで1つ目の「実践する(実践力)」についてです。
スクワットという種目を、例に取り上げます。
この「実践する」というのは、「トレーナーがお客さんに指導すること」を、
実践すると言うわけではありません。
普段、トレーナー自身が、スクワットを実践していますか?
ということです。
はい、○○自身がスクワットを実践していますか?と(^^)
おそらく、健康、運動、治療、医療、スポーツ業界において、
トレーナー・インストラクター・セラピスト・治療家・理学療法士であれば、
スクワットと聞くと、「あ、知ってる!」となりますよね。
ここで言う、「知っている」=「そのトレーナー自身が’’知っている’’スクワットが、推奨されて指導現場では指導がされている」
というわけです。
もしも、このトレーナーが、スクワットは知っているが、スクワットの実践が出来ていないトレーナーの場合、
その現場で指導しているスクワットは、果たして良いのでしょうか?
多くの疑念が残りますね。
今は、このトレーナーと表記していますが、
インストラクター・セラピスト・治療家・理学療法士などの皆さん全員のことを指しています。
私個人から言わせれば、パラレルスクワットにおいて、
・体重の2倍以上の負荷を持ち上げた経験はありますか?(体重が70kgならば140kg以上)
・吐くまで実践しましたか?
・酸欠で追い込むまで実践しましたか?
なども含めてですね(笑)
これは、私の15年前、バスケットボール選手時代に実施していたことです(笑)
仮に、選手・アスリートの指導現場において、スクワットの指導をしているのならば、
こういった経験が無いといけませんね(強要はしませんがっ笑)。
・キツさの感覚
・追い込むべき基準
・高重量の負荷時に感じる恐怖
・高負荷に対する集中力
・重量に対する気持ちの持って行き方
などにも関わります。
こういったことを経験していて、現場でトレーニング指導、ストレングス指導、コンディショニング指導をするのと、
経験していなくて、スクワットを知っているだけで指導するのとでは、
雲泥の差でしょうか。
つまり、感覚やコツ、効かせ方、などは教科書に載っていないわけで、
しかし、それを現場では指導しなきゃいけない。
スクワットのやり方は教科書に載っているので、誰でも知っているわけです。
それ以上を、どのように実践力を活かして指導していくか?です。
今回、スクワットを例に出しましたので、足部から視線まで大まかにザッとですが、
●足部:
・足趾・足底の把持力、重心の感覚。
・センターポジションを作るスタンス。
・力を逃がさない。
↑
こういったところを見て指導する、自らも実践する
●膝部(膝関節):
・極力負荷を掛けない。
・関節自体は、結果として屈曲伸展はしているがその感覚は持っていない。
・回旋の力は無いものとする。
↑
こういったところを見て指導する、自らも実践する
●骨盤帯(股関節):
・股関節軸重心
・股関節初動(真下にかがむイメージで、あまり屈曲伸展という動作ではない、結果として、そうはなっているが。)
・骨盤の前傾ではなく、仙骨の前傾
・骨盤底筋群と横隔膜の対(つい)
↑
こういったところを見て指導する、自らも実践する
●腹部:
・腹腔内圧の感覚形成(骨盤底筋群、横隔膜、多裂筋、腹横筋の拮抗)
・腰椎のニュートラルポジションの維持
・大腰筋のエキセントリックな支持
・アナトミートレインの考え方で言うでディープフロントラインの支持
↑
こういったところを見て指導する、自らも実践する
●胸郭:
・呼吸の入りが小さいか大きいか
・胸椎の伸展と胸郭の広がりにより、呼吸の大きさを作っていく
・肩甲帯の支持(内転、下制し過ぎもNG)
↑
こういったところを見て指導する、自らも実践する
●頸椎・目線:
・頸椎周辺や僧帽筋上部への力みは極力減らしたい
・口腔内の噛み締めと舌の位置
・目線は、脊柱に対してニュートラルな方向(顎の拳上や目線を天井へというのは無い)
↑
こういったところを見て指導する、自らも実践する
以上、部位別に下から上へザッと、記載致しました。
各部位で3つほど簡単に上げただけですので、参考までにです。
これが絶対とか、良い悪いではありませんので、目的・主訴・評価・ニーズ・求める結果に応じて、
現場判断をお願い致します。
それが、トレーナー・インストラクター・セラピスト・治療家・理学療法士の仕事ですので、です。
その際は、私たち自身の実践(実践力)は、確かな能力の1つとして必須でしょうか。
最後に、もう1つの「教える(講師力)」ことによる専門力の向上です。
いつもの現場での指導、臨床での施術など、日常的な指導においてではなくて、それ以外です。
・講師依頼を受けての「教える(講師力)」:一般市民向け、同業者向けを問わずです
・企業様や団体様向けの講師「教える(講師力)」:一般市民向け、同業者向けを問わずです
・専門学校、大学での講師「教える(講師力)」
・身近な形式として、院内勉強会の講師、社内勉強会での講師「教える(講師力)」
・資格等の取得に関する協会や団体での研修会講師「教える(講師力)」:同業者向けの場合が多い
上記の通り形式は問わずですが、こういった機械を与えて頂きますと、
・過去に学んだことの復習
・内容、質の精査
・どう伝えたら分かりやすいかの創意工夫
・教える、講師をするということでの知識の棚卸し
・講師経験での成功や失敗
などが、また専門力の強化、進化に繋がるということもイメージが付くかと思います。
そして、講師業を仕事にしていくための、
・企画と運営
・告知と集客
・仕事の獲得方法
・講師としての立ち振る舞い
・開催後の事後フォロー
こういった部分は、体系的にまとめまして、学んで頂ける場を、当社で創っていきます。
ということで、今回のエピソードが、専門力を高めるヒントに繋がれば幸いですし、
何か考えるきっかけになれば嬉しいです。
健康、運動、治療、医療、スポーツ業界において、共に闘っていく仲間・同志の存在が、
また更に自分たち自身を強くしてくれます。
ぜひとも一緒に頑張っていきましょう!
今回のメルマガでは、「 専門力の視点 」から健康、運動、治療、医療、スポーツ業界における、
トレーナー・インストラクター・セラピスト・治療家・理学療法士が、独立起業や講師業を仕事にしていくことを考えていきました。
また○○さんの中で、どういった専門力を高めていったら良いか?を考えていくためのヒントに繋がっていれば嬉しい限りです!
次週は6月2週目(6/9配信)となりますので、「専門力の視点」から配信致します。
では、2021年6月上旬も引き続き共に頑張っていきましょう!
『 全ては明るい未来を切り拓くために 』
次週へ続く
トレーナー・インストラクター専門のブランド戦略プロデューサー
西口 雄生
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【 発行元 / 発行責任者 】
▼ 発行元
株式会社ライフプロデュースジャパン
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ライプロアカデミー
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オンラインで定期的に学び切磋琢磨できる場を用意しております!
▼ 発行責任者
トレーナー・インストラクター専門のブランド戦略プロデューサー
西口 雄生( Yuuki Nishiguchi )
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公式ブログ:当社の理念や西口の志を共有中!
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