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カウンセラー 岩橋隆盛 安心感と希望の種

「デコポン事件」から学んだこと

2023年08月07日






まだ20代の頃、会計事務所に勤めていた時がありました。
(信じられないかもしれませんが・・・)


その事務所は税理士の先生が神様みたいに扱われていたんですね。


どんなだったのかというと?


ビルの7階に事務所があり
1階の入り口にカメラが仕込んであるんです。


それで、先生が1階でEVに乗るとそれが分かる様になっていて。


7階に着いてEVのドアが開く時には、全員起立します。


そして「おはようございます!」と全員で最敬礼。


さらに出ていくと時も全員起立し
「行ってらっしゃいませ!」の最敬礼。


まぁ、他にも色々と香ばしい要素があったのですが
そんな感じの事務所でした。





そんな会計事務所で「とある事件」が起きます。


お歳暮で立派なデコポンが届いたんですね。


僕は新人なので
そのデコポンを配るよう言われた訳なんです。


それで配る順番は考えず、
近くにいる人から配っていったんですね。


そして一番最後、
奥に鎮座している先生の所に持って行ったら・・・。


何やら先生が小刻みに震えてる様に見えたのです。


「おや?僕がデコポンを配っているのが嬉しくて泣いてるのかな?」


と思って先生の前にデコポンを置くと?


「き、き、き、君は、
礼節というものを分かっておらんのか~(怒)!」


アタマの中が一瞬真っ白になりました。


で、その後の先生の話を聞いてみると?


どうやら先生が一番最後だったのが
腹立ちポイントだったらしいのです(汗)


そして結局「400字詰原稿用紙3枚以上」という条件で
反省文を書かされました。


そんなに反省すること、あります!?


でも何とか書きましたよ(汗)


「この度、私はデコポンを配る順番を通じて、
礼節というものを深く学びました。思えば・・・」みたいな。


いやぁ、ホントしんどかったです。





でも、当時の僕は
「自分は礼節をわきまえられない若造だ」
とこの件以来自分を責めていたんです。


そして誰にもこの事を言えませんでした。


ですがある時
小学校時代から親友Y君と飲む機会があったんです。


それで僕は、そのデコポン事件の話をしたんですね。


そしたら、僕はてっきり「礼節をわきまえられない僕」を責められるのか?と思いきや・・・。


何とY君に大爆笑されたんですね。


そして言われたんです。


「そんな会計事務所、さっさと辞めた方がいいんじゃね?」って。


このY君の態度と言葉には衝撃を受けました。


そしてメチャメチャ心が軽くなって救われました。





この事件から僕が学んだ事は・・・?


①自分一人で考えていると、どうしても視野が狭まる

結果的に自分を追い詰めてしまう。

だから誰か信頼して相談できる人を持つ事が大事。


②自分を客観視するための手段として、複数の組織に所属した方がよい。


③世の中どうしても合わない人はいる。

そんな時はその人を変えようとか、自分がその人に馴染もうとしなくてもいい

ただ静かに離れるのが無難。


といった感じの事でした。




あなたはしんどくなった時に誰か相談できる方がいますか?


1つの組織に執着して、視野が狭まってませんか?


合わない人や組織に、無理に合わせようとしていませんか?


人生に訪れる苦しみは、とりあえず上記の三つを改善するだけでかなり楽になると自分は思ってます。


そしてカウンセリングは、上記の三つの改善にかなりお役に立てると思うんですよね。


という訳で、もしよろしければ岩橋の8月のカウンセリング、利用してみてくださいね。






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こんばんは カウンセラーの岩橋です。 昨日から横浜の実家に来て 手術後間もない父のお世話をしています。 といっても、動けない訳ではないので 話を聞いたり夕食を作ったりといういう感じなんですが。

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