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セレクションアンドバリエーション メールマガジン

「卵とバスケット」は働き方の指針にもなってゆくかも

2019年03月01日

◆- Selection and Variationメールマガジン vol.10(2018年9月3日発行) -◆


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※本メールは、セレクションアンドバリエーション株式会社代表の
平康慶浩およびスタッフたちと名刺交換させていただいた方、弊社
主催の講座にお申込みいただいた方にお送りしています。
当メールマガジンご不用の方は、メールの最下段から解除をお願い
します。

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○○ ○○ 様

9月3日です。
白露は秋の予感を感じる季節です。陽射しはあいかわらずですが、
日陰では少し涼を感じることも増えてきました。
年度ももはや後半戦。今期の業績だけでなく、来期に向けた準備も
しっかり行う時期です。
特に多くの企業の人材投資に対して適切なお手伝いができるよう、
弊社でも日々知見を積んでおります。その一端を当メールで少しで
もお届けできていれば幸いです。

セレクションアンドバリエーション株式会社 平康慶浩



< INDEX >

1.あしたの人事の話をしよう
~「卵とバスケット」は働き方の指針にもなってゆくかも~

2.悩みボヤく管理職に気づきを促す、評価制度の運用想定問答

3.ワンクリックアンケート

4.ワーママ目線で考える働き方改革


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1.「あしたの人事の話をしよう」メルマガ編 
~「卵とバスケット」は働き方の指針にもなってゆくかも~

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このコーナーでは、セレクションアンドバリエーション 代表 平康の
ブログ「あしたの人事の話をしよう」の内容を一足早く配信します。
当記事は、メルマガ配信の1週間あとにブログでも公開されます。
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Don’t put all your eggs in one basket.
「全部の卵を一つのバスケットに入れるな」ということわざは、リ
スク分散の格言として有名です。そしてこの格言は、これからの時
代において働き方の指針になるのかもしれません。

たとえばフリーランスになった知人がもし特定の一社とだけ仕事を
していたら、みなさんはどんな助言をするでしょう?
私ならきっと「一社だけとの取引だと、契約を打ち切られる可能性
もあるから、他にも営業したら」と助言すると思います。
というのも実際そういう風に、特定の一社から十分な仕事をもらえ
ているから特に営業をしない、というフリーランスの人をかなりの
割合で見かけるからです。
たとえば大手企業を卒業して独立したての方だと、卒業した会社か
ら契約をもらえることがあります。途中まで参画していたプロジェ
クトに引き続き参画してほしいと言われる場合などです。もちろん
この場合は円満退社が条件です。
しかし数年するうちに、卒業した会社の窓口的な人との関係が薄れ
てきたりします。その人が異動することもありますし、昇進昇格な
どであまり話すことができなくなることもあったりするからです。
そうして気が付いてみればじわじわと契約金額や数が減ってしまい、
生活が苦しくなります。しかしそうなってからでは十分に活動がで
きません。結局、再びどこかの会社に就職することになるフリーラ
ンスの方はわりと多いのです。
 
さて、このような状況ですが、これはフリーランスに限った話なの
でしょうか。
たとえばある会社との契約を解除されたり、契約金額を減らされた
りするリスクは、もしかすると普通に働いているビジネスパーソン
にも適用されてしまうのかもしれません。
ある会社で働いているということは、特定の一社と個人とで契約し
ている、という状況に他ならないからです。これまでの日本社会で
は、会社で働いていれば、ごくあたりまえに定年まで雇われるとか、
給与を極端に減らされない、というふうに思うことがあたりまえで
した。
けれどもすでにそのような保証は減りつつあります。
会社側の業績が悪化した場合や、あるいは個人としての仕事ぶりが
悪いから(≒人事評価の結果が悪いから)という理由で、給与を減
らされたり、退職を迫られたりする場合も増えるでしょう。
そうなった時にあわててしまうと、先ほどのフリーランスと同じよ
うに新しく契約してくれる会社を探すことになります。リストラさ
れたからあわてて転職先を探す、という行動がこれにあたります。
これからの時代では、そうならないように、あらかじめ複数の会社
と契約をしておくことがあたりまえになるのかもしれません。だか
ら就職した知人には、こんな助言をすることがあたりまえになるの
かも。
「まだ働いている会社ひとつなの? せめてもうひとつ働き先を見
つけたら?」



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2.悩みボヤく管理職に気づきを促す、評価制度の運用想定問答

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このコーナーでは、弊社コンサルタントの山本が「月刊人事マネジメ
ント」で連載している「悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、
評価制度の運用想定問答」の内容を凝縮してお届けします。
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考課基準に「難易度」を入れるべきか?
目標管理制度や人事考課の考課基準において、目標の①重要度・
②難易度・③達成度の3つで評価をする企業があるようです。(各
5点満点で、①×②×③で得点を算出する等)そういった企業の狙
いとしては、「難易度の高い業務に挑戦して欲しいから」というも
のが挙げられます。確かに、難しい仕事をしたのだから認めて欲し
いという従業員の気持ちは非常によくわかります。 しかし、こう
いった制度設計は、果たして企業に利益をもたらすでしょうか?
例えば、以下の2名が居たとしましょう。
・難易度は低いのに企業にとって重要な仕事を見つけてきたAさん
・難易度は高いが、重要度はそれほどでもない仕事に取り組んだB
 さん
このとき、Bさんは非常に難しい仕事のため、時間と労力を掛け取
り組むことになります。しかし、重要度は低いので結果的に経営資
源を投下して、効果の薄いことをしたとも言えます。これはあまり
望ましいこととは言えないであろうことはすぐにおわかりいただけ
るのではないでしょうか。

このように、一見すると当たり前のようにみえるが、よく考えると
再考の余地があることはあります。そういったことに気付く為の一
つの方法として、新入社員の頃の気持ちになって「○○って本当に
必要?」「なんで○○が含まれているんだっけ」と問い掛けるとい
うものがあります。
皆さんも、是非一度、自社の人事制度に疑問を投げかけてみてはい
かがでしょうか?



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3.ワンクリックアンケート

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前回のワンクリックアンケート「悪天候などで出勤が困難な場合
に、あなたならどう対応しますか?」にご回答いただいた皆様、
ありがとうございました。
アンケートの結果はこちらです。

1位「在宅勤務をする」45.5%
1位「天候の回復を待って出勤する」45.5%
3位「諦めて休む」9%

「天候の回復を待って出勤する」派のご意見
■管理職でなければ休むが、何となく圧力を感じるから
■在宅ではできない業務を任されているため
■なあなあな風土にしたくないから

「在宅勤務をする」派のご意見
■悪天候で交通機関が麻痺したらその間の時間がもったいない
■在宅勤務のほうが効率が良い

「諦めて休む」派のご意見
■帰宅困難になるリスクがあるのが分かってるのに、無理して
 いく意味がない。

在宅勤務派と出勤派が同率一位という結果でした。ご意見を見て
みると、在宅勤務派は「交通機関が麻痺した場合の時間がもった
いない」と考える効率重視の方が多いようです。一方でどうして
も在宅ではできない業務をしている方のほか、なんとなく出社し
なければいけない雰囲気が職場にあるという方は天候の回復を待
って出勤するようです。
職場の雰囲気を守ることも必要ですが、まずは安全を確保するこ
とが大切です。今後在宅勤務制度の導入が進むと、緊急時に在宅
勤務ができる人が増えて、災害時のリスク低減につながるかもし
れません。

-------------------------今回のアンケート-------------------------
障がい者雇用の水増し問題がニュースになっています。昨日も複
数の政党の雇用義務が果たされていなかったことが判明し、まだ
波紋が広がりそうです。
このニュースに関連して、今回のアンケートのテーマは

「あなたの職場では、障がい者を雇用していますか?」

です。ぜひご回答をお願いします。

回答ページへのリンク→https://jp.surveymonkey.com/r/86LX8ZR



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4.ワーママ目線で考える働き方改革

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このコーナーでは、ワーキングマザーであるアソシエイトコンサルタ
ントの太田が、ワーママ目線で働き方改革について考えていきます。
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働き方改革では「子育て・介護等と仕事の両立」を大きなテーマと
して掲げています。その中で方針として示されているのが「男性の
育児・介護等への参加促進」です。
皆さんは男性の育休取得と聞いてどのような印象を持つでしょうか。
「何のために男性が休むの?育休は女性がとるものでしょ?」と思
われる方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省の調査によると、男性の育休取得率は3.16%です。女性
の81.8%と比較すると20分の1未満です。また、育休を取得したか
ったにもかかわらずできなかった男性も約30%存在します。取得で
きなかった理由として最も多いのが「職場が育児休業制度を取得し
づらい雰囲気だったから」というものです。
かつての日本では、男性が外で働き、女性は家で家事と子育てをす
るという家庭が大半でした。多くの日本人が「育休は女性がとるも
の」という感覚を持っているのは、この時代の名残ではないでしょ
うか。このような感覚が、男性が育休をとりにくい雰囲気を作り出
してしまいます。
しかし現在では、ほとんどの子育て世帯が男女共働きです。こうし
た時代の変化に合わせて、育休に対する考え方もアップデートする
べきです。仕事は男女で分担しているのに、育児は全て女性がする
のでは、女性の負担が大きすぎます。
皆さんも、周りにこれからお父さんになる人がいたら、ぜひ育休取
得に対して前向きな言葉をかけてあげてください。




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セレクションアンドバリエーション株式会社 
メルマガ(2018年9月3日配信)

発行元:セクションアンドバリエーション株式会社
  (東京オフィス)
    東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山1403
  (大阪オフィス)
    大阪市西区京町堀1-4-9 京町橋八千代ビル3階
    http://www.sele-vari.co.jp/
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ご意見・ご感想は info@sele-vari.co.jp までご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

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