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セレクションアンドバリエーション メールマガジン

【メルマガ35号】人の不幸を喜ぶのもまた自然な感情

2019年10月28日

【メルマガ35号】人の不幸を喜ぶのもまた自然な感情
◆- Selection and Variationメールマガジン vol.35(2019年10月28日発行) -◆

□■□『令和時代に中小企業を成長させる人事制度の作り方セミナー』のご案内□■□
~名古屋・福岡開催~

2019/12/3(火)14:00~17:00 名古屋(名古屋国際センター 第3研修室)
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本セミナーでは、新しい時代に成長できる人事制度の作り方に
ついて、最新の成功事例を踏まえてわかりやすく解説します!

参加者全員に平康慶浩の著書「7日で作る新・人事考課」を贈呈!
講師:平康慶浩(セレクションアンドバリエーション代表取締役)

★詳しくはこちら⇒http://sele-vari.co.jp/seminar/1912.html


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※本メールは、セレクションアンドバリエーション株式会社代表の
平康慶浩およびスタッフたちと名刺交換させていただいた方、弊社
主催の講座にお申込みいただいた方にお送りしています。
当メールマガジンご不用の方は、メールの最下段から解除をお願い
します。

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○○ ○○ 様


フィガロの結婚を観てきました。
古典を観るときには、時代劇、として鑑賞することが大事だと常
に意識しています。
貴族と召使との関係、恋愛と結婚についての認識、職業などなど。
喜劇ということもありますが、現代の感覚からは、登場人物たち
の感情変化についていきづらいからです。
それは時代と共に常識が変わっているから。
そして、今、私たちを取り巻く環境においても、そんな常識の違
いを踏まえた、感情変化の誤解なども増えているのでは、とも感
じました。
多くの人たちが、時代の変化を自分自身にも置き換えられると、
もう少し楽に生きてゆけるのではないか。観劇の感想は、なぜか
そういうものになってしまいました。
皆さんの古典の感想は、どんなものでしょうか。


平康慶浩




< INDEX >

1.あしたの人事の話をしよう
~人の不幸を喜ぶのもまた自然な感情~

2.適正人員を管理するための6つの着眼点
~直間比率を把握し、向上させる 3~

3.研究者が考える人事マネジメント
~業績向上へ向けて、研究部門内での能力開発を促進するアプローチ~

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1.「あしたの人事の話をしよう」メルマガ編 
~人の不幸を喜ぶのもまた自然な感情~

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このコーナーでは、セレクションアンドバリエーション 代表 平康の
ブログ「あしたの人事の話をしよう」の内容を一足早く配信します。
当記事は、メルマガ配信の1週間あとにブログでも公開されます。

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前回は幸せを感じる要因を3つ紹介しました。
これは逆に言えば、不幸を感じる要因でもあります。

欲しいものがあるけれど今それが手に入らない。
昔は成功していたけれど、今は落ちぶれている。
自分が持っているものよりも、近しい他人が持っているものの方
が良い。

こんな時に人は不幸を感じるという定義です。

この中で、他人の持ち物については、もう一つの考え方ができそ
うです。
自分と他人の持ち物の比較ですから、他人の持ち物が悪くなれば
幸せになる、という考え方です。

実はこれにはちゃんとした心理学の定義があって、シャーデンフ
ロイデ(Schadenfreud)といいます。
ドイツ語で、Schadenは損失、Freudeは喜びをあらわします。
意味は「他人の不幸を喜ぶ気持ち」あるいは「大喜び」というも
のです。
アーロン・ベン・ゼェヴというイスラエルの哲学者はシャーデン
フロイデが生じる条件を3つあげています。

第一に、本人に落ち度があること。
第二に、不幸が大きすぎないこと。
第三に、偶然起きた結果であること。
たとえば、時間にルーズな友人が寝過ごして期末試験を受けられ
ず再履修になってしまった場合に「これであいつも少しは改心す
るだろう」と思うような感情です。
けれどもたとえば同じ友人でも、試験当日に駅で朝早くに見かけ
たので驚かせたらホームから落ちて大けがをしてしまい、複数の
試験を受けられなくなったために再履修どころか留年が確定して
しまい、せっかくの企業からの内定を失ってしまったりすると、
シャーデンフロイデは生じないわけです。まあこの場合には訴え
られても仕方ないかもしれませんが。

このような研究は、1990年代以降に実証研究が進んでいます。
そうして人の感情に対する研究がさらに進んだとき、人はそれを
自分ごととしてとりいれ改善できるのでしょうか。
それとも、人というのはそういうものだ、という免罪符にするの
でしょうか。




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2.適正人員を管理するための6つの着眼点
~直間比率を把握し、向上させる 3~

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このコーナーでは、弊社コンサルタントの清水が「月刊人事マネジメ
ント」で連載している「データで確認!人員構成6つの着眼点~望ま
しい組織構造と適正バランスに近付くヒント~」の内容を凝縮してお
届けします。

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多くの会社で直間比率が上がる?
 
今まで直間比率について見てきましたが、実は今後、多くの会社
で直間比率が上がる可能性があります。それを実現するためには、
AIの活用が鍵を握っています。コールセンターの受付や単純な入
力作業などにおいて、すでに多くの企業でAIが活躍しています。
ある企業ではRPAの導入により、定型的な入力作業が今までの半
分以上のスピードででき、また入力ミスもなくなり、非常に効率
的になりました。さらに、その入力作業をしていた人員を直接部
門に異動させることで、直間比率を上げて生産性を高めることに
成功しました。
AIを活用するためにまずすることは、人間でなくてもできる業務
を分別することです。社内でプロジェクトチームを立ち上げて、
自社の業務の中でAIに置き換えられるものはあるのか、あるとす
ればどのようにして対応するのかを検討していきましょう。もし
かすると今よりも少ない人数で、できる業務があるかもしれませ
ん。同様に、直接部門においてもAIの活用は期待ができます。
提案書や見積書などの書類の作成、単純なプログラミングなどの
システム開発、製造のシステム化などが今以上に高度化できると、
直接部門の人員も減らすことができるかもしれません。
今後、AIは大幅な進化を遂げていき、益々多くの業務に対応する
ことが予測されます。自社にとって有効なAIの活用方法を見つけ
ることで、直間比率を上げることができ、企業の生産性を高める
ことができるようになります。自社の適正人員を見極めるために、
この直間比率も過去の数字と比較していき、しっかりと管理する
ことをお勧めします。




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3.理系研究者が考える人事マネジメント
~業績向上へ向けて、研究部門内での能力開発を促進するアプローチ~

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このコーナーでは、弊社コンサルタントの吉岡が、理系研究者の視
点から研究者の人事マネジメントについて考えていきます。

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前回は研究者の創造力と課題解決のために行われている「EGAKU
プログラム」について紹介しました。

今回はある企業で能力開発と技術継承のため行われている「弟子
入り制度」という施策を紹介します。
「弟子入り制度」では、知識や技術を持つ社員のもとに、それを
学びたい若手研究者や技術者を数日間から数カ月間弟子入りさせ、
能力開発や技術継承を促進する施策です。
この施策を始めて以降、この企業では業績が飛躍的に向上しまし
た。
と言うのも、元々若手に学ぶ機会を与えるために始めた施策でし
たが、教える側の人材育成意識の醸成にもつながり、結果として、
部門全体の能力開発につながったのです。
すなわち、若手の能力開発のために始めた施策を通して、若手以
外の能力開発にもつながり、業績が飛躍的に向上したわけです。

このように部門内で人材を育成するきっかけを与えることで、能
力開発を促進し、業績を向上させる方法があります。
専門性の高い人材を直接育成する施策だけでなく、部門内での人
材育成を促進するきっかけを与えるような施策を考えてみてはい
かがでしょうか。




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