人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.94 何も言わずにリーダーシップを発揮したあの人｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.94 何も言わずにリーダーシップを発揮したあの人

2022年06月15日

前回、リーダーシップについての概念的なお話をさせていただきました。

リーダーシップとは、人が人に対して与える影響力。
何をするか、ではなくどうあるか。
DoingではなくBeing。

リーダーシップを磨くとは、
自分が発揮できる影響力を磨く、つまり
自分の在り方を磨く、
自分の持っている強みや長所を磨く、
それによって、より良い影響力を周囲に発揮すること。

という定義をご紹介していただきました。

ということは、リーダーシップを発揮するとは、
チームメンバーに「あれやれ」「これやれ」と指示することとは
異なるんだ、というのが分かりますね。

今日は、何一つ指示しないのにリーダーシップを発揮した
ある映画の主人公の話をしたいと思います。

有名なのでご存知の方もいるかもしれません。

映画「フォレスト・ガンプ」の話です。

トム・ハンクス演じる主人公ガンプが、
恋人ジェニーに失恋し、走り始めます。

たった一人で黙々と走っていると、
そのうち「一緒に走っていいかい。何か走る理由があるんだろう」と言って
後からついてくる人が現れます。

ガンプが何年もかけてアメリカ大陸を往復するうちに、
ふと後ろを振り向くと、
大勢の人がついてきていた。

そんな印象的なシーンがあります。

これが、リーダーシップの本質を表しているのではないか、と思います。

もちろん、リーダーには、
先見性や誠実さ、コミュニケーションなど、
一定の資質が求められることもあります。

ただ、リーダーシップの起点は、
「自分がある思いをもって行動すること」
にあると思います。

「背中を見せる」
「背中で語る」
「背中を見てついていく」

そんな言葉があるように、
自らの内にある思いに突き動かされて行動する人の背中に
フォロワーはエネルギーを感じて、
自発的についていこうと思う。

そこに、リーダーシップの本質があると考えています。

あなたは、どんな背中を仲間に見せていますか？

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（編集後記）

近年、自分が風邪をひきそうな兆し、
というのが分かるようになってきました。

先週もその兆しを感じたので、
早めに葛根湯を飲んで
6月にはありえないようなフリースを着て寝たら
無事風邪をひかずに乗り切ることができました^^

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