人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.95 ワンマン経営者に必要なのは〇〇性｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.95 ワンマン経営者に必要なのは〇〇性

2022年06月22日

「うちの会社はワンマン経営者で、
創業者である社長が全部決めてしまう。」

「だからダメなんだ！」とか
「いやいや、スピード感があってその方がいいよ！」

なんて話をよく耳にします。

ワンマン経営だからいいとか
ワンマン経営だから悪いとか、
そういうことではありません。

大事なのは、その意思決定に「正当性」があるかということです。

ここで言う正当性とは、
その意思決定が、

・会社の経営理念、ミッションや目指したいビジョンに根差しているものか。
・それを反映した事業計画に基づいた意思決定か。

ということです。

独裁的な意思決定だったとしても、
正当性があれば、社員は納得して動くことができます。

わが社が目指すもの、いわば「大義」に基づいて意思決定しているんだ、
それが伝わっているということが、
正当性が伝わっているということです。

そのためには、丁寧な説明が必要です。
社員が社長の思いを勝手にくみ取って、
勝手に正当性を感じてもらえる、
なんてことはあり得ません。

まずは、経営幹部陣が
自社の「ミッション・ビジョン」を正しく理解し、
腹に落ちていること。

そのうえで、ミッション・ビジョンに基づいた意思決定であるということを
経営幹部陣に説明すること。

そして、経営幹部陣が社員に伝わるような言い方に「翻訳」して伝えること。

このプロセスを経ることができていれば、
たとえワンマン経営であっても、

「独裁的な経営者で社員はやらされ感満載！」
「いつも社長に振り回されてる！」

なんてことは起こりません。

あなたの会社では、どうですか？

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（編集後記）

4歳の娘が、ひらがなに興味津々で
お手紙を書いてくれます。

「おかあちんへ」

うーん…惜しい！

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