人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.223 経営陣の意識改革はどうやったらできる？
三種の神器は…
続きは編集後記で。
「ボトムアップの組織にしていきたいんだけど
経営幹部を含め、部下から何も意見が出てこない」
「部長たちには
もっと経営視点で考えてほしい」
「もっと主体的に動いてほしい」
こうした声に対して、
「経営陣の意識改革が必要ですね！」
「従業員の意識を変えましょう！」
というのは、
「成功する確率が非常に低いアプローチ」
と言わざるを得ません。
「人の意識を変える」
というのは
世界で一番難しいことだからです。
もちろん、意識が変われば一番楽なので
「倉石先生、意識改革をしてほしいんです！」って
よく言われるんですけど…
「じゃあ、あなたは意識を変えろ、と人から言われて
素直にその通りに変えますか？」
って話なんです。
大抵の人は、
「自分の意識はそのままで
他の人の意識は変えたい」
って思ってるんですよね。
で、それを外部のコンサルタントや研修講師に依頼します。
それができるようなカリスマ講師はいるのかもしれませんが
私には無理です。
でも、私にはできることがあります。
構造を変えて、事後的に意識を変えることです。
構造を変えるとは…
例えば、経営の意思決定の仕組みを変える。
社長が決めていたことを、
話し合って決めるようにする。
社長が判断していたことを、
現場のトップが話し合って判断できるようにする。
社長が作っていた中期経営計画を
中間管理職レベルと一緒に作る。
このように
意思決定の場や
会議体や
メンバーを変えていくことを
構造を変える、と呼びます。
構造を変えることで、
・「社長が決めたこと」ではなく「自分たちで決めたこと」になる
・「社長から降りてきた計画」ではなく「自分たちで作った計画」になる
・「判断基準は社長になる」ではなく「判断基準を自分たちで決められる」になる
そうすると、
自分は経営陣である、という経営者意識や
計画に対する当事者意識に
つながります。
これが、
「構造を変えることで、事後的に意識を変える」
ということです。
もちろん、会議体を変えればすぐにうまく行くか、というと
そうではありません。
会議で意見を聞いてもシーンとしてしまい
結局は社長がすべて話してしまう…ということになりかねません。
そうならずに、みんなで意思決定ができるように
様々なファシリテーションスキルや
ツール、道具を使って
構造を変えていくこと…
これが私のやっていること（のひとつ）です。
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（セミナー情報）
「1on1無料実践セミナー」
私が携わっている1on1マネジメントスクール主催の無料セミナーです。
私は登壇しませんが、
1on1面談9ステップメソッドに基づいた
具体的な1on1面談ノウハウをお伝えします。
2月22日（土）10:00～12:00
Zoom開催・無料です。
https://1on1cs.jp/seminar/clp/1on1seminar/
申し込みの際、
備考欄に「倉石からの紹介」とお書きいただけると嬉しいです！
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（編集後記）
私の三種の神器は
付箋
サインペン
模造紙
これさえあれば、大抵の話し合いは運営できます。
たまに、サインペンと模造紙が
ホワイトボードマーカーとホワイトボードになるパターンもあり。
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