人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントVol.28　1on1の進め方｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントVol.28　1on1の進め方

2021年02月18日

前回は、1o1のうち、【目的】と【心構え】についてお伝えしました。

【目的】部下の自発的な行動をうながし、目標達成をサポートすること
【心構え】世界一のサポーター

今回は、このような目的を置いた1on1において、
部下の自発的な行動を促しやすい【会話の進め方】をお伝えしたいと思います。

GROWモデルというものをご存知でしょうか。
コーチングの一つの型なのですが、
1on1にも活用しやすく、分かりやすいため、
多くの方が1on1にこの型を活用しています。

Goal：望ましい状態の明確化
Reality/Resource：現状の明確化
Option：方法の発見、選択肢の想像
Will：行動の具体化、目標達成の意思

まず理想と現状を聞くことによって、そのギャップを明確にします。
ギャップを埋めるための方法・選択肢を考え、
その中からどの行動をとるかを決めてもらい、
部下がそれを実際に行えるように応援する。

ざっとこのような流れです。

※現状と理想は逆の順番になることもあります。

これを聞くための質問はこんな感じです。
現状
・今の状況は？
・具体的には？

理想
・どうなったら理想的？
・いつまでにそうなったらいい？

方法
・ギャップを埋めるためにどんなことができそう？
・できるかどうかは別として、何かアイディアはある？
・これまでやってきた方法で応用できそうなことは？

行動
・じゃあ、どれをやる？
・いつまでにやる？
・私にサポートしてほしいことはある？

これを聞いていくだけです。
15分でもやれてしまいます。

部下が解決方法を考えつかないときには、
上司が一緒に考えたりヒントを出したりしますが、
どの行動を取るか、というのは部下に決めてもらいます。

自分が決めてコミットした行動の方が、
実行する可能性が高まるからです。
そして、上司は必要があればサポートします。

「1on1をしましょう」というと、
「いったい何を話せば？？」と構えてしまう方もいらっしゃいますが、
一つ、型を知っていると、安心して取り組めますね。

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（編集後記）

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