自走式組織コンサルタントの倉石が、人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントをお伝えしています。

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント

人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.301 「残業が少ない」を求人票のウリにするのは、諸刃の剣

2026年07月24日


次回、新企画…
続きは編集後記で。

採用に関するセミナーに参加してくださったある企業の人事の方から
嬉しいお話を聞きました。

半年以上、応募が1件もなかった職種に、初めて応募が来たそうです。

今日は、この企業が何を実践したのか?をお伝えします。


セミナーでお伝えしたことのひとつに、
「採用したい人物像(ペルソナ)を明確にする」という考え方があります。

年齢、経験といった一般的なことだけでなく、
その人に名前を付けて、趣味、学生時代の経験、前職、
好きなテレビ番組、ライフスタイル、仕事に求めるもの、価値観などなど、
どんな人に来てほしいのか、できるだけ具体的に描く。

そして、そのペルソナが
「何に興味を持つのか」
「何に惹かれて仕事を選ぶのか」を考えていきます。


ここで、多くの会社がやりがちな失敗があります。
求人票に、「残業が少ない」「休日が多い」といった、
いわゆる働きやすさを前面に出してアピールしてしまうことです。

勿論、アピールしてはいけないわけではありません。

でも、これは諸刃の剣です。

「残業の少なさ」に惹かれて入社してくる人が
本当にあなたの会社で活躍できるでしょうか?

「残業の少なさ」を選ぶ基準にしている人に
本当に来てほしいでしょうか?

と、改めて考え直してほしいのです。


「残業の少なさ」を一番にあなたの会社を選んだ人が
いざ入社してみると、

思っていたより忙しい時期がある。
任される仕事の幅が思ったより広い。

そんなギャップに直面したとき、
「聞いていた話と違う」と感じて辞めていってしまいます。



では、本当に考えるべきことは何か?

「今、その会社で働いている人たちは、なぜそこで働き続けているのか」です。

働きやすさも理由の一つかもしれません。

でも、
「この仕事のこういうところが面白い」
「こういう成長が実感できる時にやりがいを感じる」
「こういう組織風土が大好き」など、
もっと本質的な理由があることがほとんどです。

その理由を明確にし、ペルソナと結びつける。

そうやって、求人票のメッセージを研ぎ澄ませていく作業が必要になります。


この企業様は、セミナー後、実際にこの作業に取り組みました。

そして、半年以上、応募が1件もなかった職種に、初めて応募が来たそうです。

求人票を変えるというのは、
単に文章を書き直すことではありません。

「誰に来てほしいのか」
「その人は何に惹かれるのか」
「何に惹かれる人に来てほしいのか」
「今いる社員は、何に惹かれて働き続けているのか」。

といったことを結びつける作業です。

あなたの会社の求人票は、
「働きやすさ」を一番にアピールする、
誰にでも刺さりそうで誰にも刺さらない内容になっていませんか?


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(セミナー情報)
2026/7/29 東京商工会議所 豊島支部主催オンラインセミナー
「人が集まり辞めない組織を作る! 応募ゼロ・離職続出から抜け出す7ステップ」
採用から定着までを一本の流れで設計する7ステップを、
中小企業の実例をもとに具体的に解説します。
https://www.kuraishi-mc.com/news/2026-06-08.html

2026/8/7 東京都中小企業振興公社主催セミナー
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2代目経営者を招いて実践事例を紹介し、
私が専門家として解説する、一粒で二度おいしいセミナーです。
https://www.kuraishi-mc.com/news/2026-07-08.html

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(編集後記)
300号を記念して、次回新企画を行います。

読者の皆様から「組織やマネジメントのお悩み」を募集して、
メルマガで直接お答えします。

詳しくは次号でご案内しますので、お楽しみに!

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