人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントVol.45 部下の行動変容を促すには（４）｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントVol.45 部下の行動変容を促すには（４）

2021年06月16日

フィードバックシリーズ第4回の今日は、
（事前）情報収集
①信頼感の確保
②事実通知
③問題行動の腹落とし
④振り返り支援
⑤期待通知
（事後）フォローアップ
の④以降についてお伝えしていきます。

◆④振り返り支援
問題点を指摘しただけでは、部下の行動は変わりません。
今後どのように行動を変えるか、
その立て直しをサポートします。

１．自分の言葉で振り返ってもらう
「じゃあもう一度確認するけど、今回の問題は何だった？」
いつ、どんな状況で、どんな行動をとり、
それがどんな問題を引き起こしたのかを、
部下に自分の言葉で話してもらう。

２．原因を明らかにする
「それはなぜ起こったのか？」
自分の力で原因を明らかにすることで、
理解が深まり、問題行動の改善につながる。

３．これからどうするかを自己決定させる
部下自身に新たな行動計画や目標を立ててもらう

◆⑤期待通知
最後は、部下に今後の期待を伝えて、
「やればできる」という自己効力感や希望を持たせ
背中を押してあげます。

１．再発予防策
同じような問題が発生しそうになったらどうするか？を決めておく。

２．今後も期待していることを明確に伝え、
部下の自己効力感を取り戻す

３．最大限のサポートをすることを伝える。
必要があれば、具体的に何をするかを伝える

◆（事後）フォローアップ
1回のフィードバックで部下が変わる、
ということは稀です。
フィードバック後そのまま放っておいては元に戻ってしまいます。
定期的にチェックする機会を持つ、
フィードバックを複数回行うことを
最初から想定しておきましょう。

これが、中原淳先生の提唱する
フィードバックの基本モデルです。

もっと詳しく知りたい、具体的な声掛けを知りたい、という方は、
「実践！フィードバック」という書籍が
とても分かりやすいので、ご一読ください。

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（編集後記）
仕事で羽田空港に行く機会が増えました。
まだまだ人通りが少なく、
土産物店や飲食店は全体的に閑散としています。

羽田空港に行くと、必ず現地でスイーツを買い、
飲食店で昼食をいただくようにしています。
一つの楽しみです。

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