人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.58 理念の浸透施策その２｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.58 理念の浸透施策その２

2021年09月16日

前回は、理念の浸透施策の中で、
・伝え続ける
・自ら率先して行う
・実践内容をアウトプットさせる
といったことをお伝えしました。

今日は、更に浸透施策をお伝えしていきます。

行動分析というのをご存知でしょうか。
きっかけがあって、行動を起こし、それに対する見返りによって
行動が強化されたり、弱化されたりするという話です。

理念の実践という行動を行った部下がいたとして、
それに対するポジティブな見返りを出すことによって、
理念の実践という行動を強化することができます。

簡単に言うと、理念や行動指針を実践しているのを見たら、
即座に褒めるということですね。

褒めるだけでなく、
理念や行動指針を実践し、組織に良い影響をもたらした人を表彰する、
というのもいいアイディアです。

その際に、表彰の理由を説明すると、
「こういう行動をするといいのだな」と、
他のメンバーが具体的に理解でき、真似しやすくなります。

前回お伝えした「意見を求める」ことをした場合も、
その意見が素晴らしくても、そうでなくても、
意見を出したこと自体を褒めましょう。

しょうもない意見だったとしても、
意見を出したという行為自体にはポジティブな見返りを与え、
行動を強化していきます。

他にも、
〇会議で事あるごとに伝える
〇日常的に伝える
〇飲み会の場で伝える
〇指導時に伝える
〇毎朝唱和する
〇ポスターにする
〇クレドカードにする
〇会社案内やWebサイトに入れる
など、様々な角度から浸透を図っていきます。

理念の浸透は一筋縄ではいきません。
時間もかかります。

だからこそ、「言い続ける」「やり続ける」「少しずつ仲間を増やす」
ことを通じて、
経営陣の本気を見せていく必要があります。

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（編集後記）
先日、息子の小学校で、
初めての「オンライン授業参観」が行われました。

一人一台配布されたタブレットから
Googleの機能を使って授業の映像を見るというもの。

途中、ある保護者の方のミュートが外れて音が入りまくるという
あるあるの事態が起きつつも、
授業の様子もよくわかり、
「あ、これ今後もオンラインでいいじゃん！」と思える
授業参観でした。

公立小学校でも、少しずつオンライン化、進んでいます。

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