人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント No.63 従業員アンケートの活かし方｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント No.63 従業員アンケートの活かし方

2021年10月21日

「組織風土診断」「従業員満足度調査」など、
従業員に何らかのアンケートや診断を受けてもらい、
その結果によって会社を改善していく。

そういった調査ツールを使用したことのある会社も多いと思いますが、
その調査結果、活かせていますか？

私たちはついつい、
アンケートを実施し、結果が出て
「ふーん」と満足してしまいがちです。

しかし、アンケートは会社を改善してはくれません。

また、アンケートを取るだけ取って何も行動しないと、
「せっかく時間を割いてアンケートに回答したのに、
フィードバックもなければ会社から何の改善策も出てこない」
と従業員の不満の一因にもなります。

アンケート結果をどのように解釈をして、
どんな意味を持たせ、
それをどう今後の会社運営に活かしていくか。
それによってアンケートの意味は全く変わってきます。

中原淳著「サーベイ・フィードバック」には、このような解説があります。
※サーベイとは、従業員アンケート等の調査のことです。

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サーベイを通じて現場を変革するために、通常、次の３ステップを踏みます。

１．見える化
サーベイを通して、普段は見つめていない
チームや組織の課題を「可視化」する

２．ガチ対話
見える化した組織課題に、チーム・関係者全員で向き合い、
その問題の解決・解消をめざして話し合う

３．未来づくり
これから自分たちの組織・チームをどうしていくかの「未来」を、
当事者たちが「自分ごと」として決め、
アクションプランをつくる
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本メルマガでも時折書いているように、
行動しないと現場は決して変わりません。

従業員アンケート等の調査についても同じことで、
見える化しただけでは、
その組織課題は決して解決しません。

多くの調査は、「見える化」ばかりにスポットを当てられる傾向にありますが、
そのデータに現場の人々が向き合い「対話」してこそ、
現場が変わるのだ、と中原さんは説いています。

しかし、単に調査結果を見ても、
「この項目が高い」「この項目が低い」以外のことは分からず、
そこから有効な話し合いをすることはなかなかに困難です。

従って、ガチ対話を行う際にファシリテーターを務める
現場マネージャーの事前準備がとても重要になってきます。

それについては、また次回。

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（編集後記）

我が家で7年ほど活躍してくれていたルンバの調子が悪くなったので、
水拭きと吸引掃除が両方1台でできる！という
別のロボット掃除機を導入しました。

それに合わせて、カーペット類もほとんど撤去。

毎日床の水拭きをしてもらうようにしたら、
足の裏がとっても気持ちいい！

外出中にアプリからお掃除指示をできる、
部屋の形を学習してアプリ上にマップを作ってくれるなど、
IoT家電としての進化もしていて、
いやぁ、家電ってすごいですね。。。

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