人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.102 成長意欲がないのはなぜか｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.102 成長意欲がないのはなぜか

2022年08月10日

「社員に成長意欲がなくて困ります」

よく聞く話です。

でも、子供たちを見ていて思うのは、
「人は、成長に対する本能的な欲求があるのでは？」ということ。

我が家の0歳8か月になった次男は、
とにかく意欲が旺盛。

寝返りをしたい。
寝返りができるようになったら、動きたい。
ズリバイができるようになったら、もっと速く動きたい。
速く動けるようになったら、もっと高いところを見たい。
つかまり立ちができるようになったら、歩きたい。

そんな猛烈な欲求があることが見て取れます。

そして、転んで頭を打っても、
前に倒れて顔を打っても、
めげることなく何度もチャレンジしています。

うーん、世の中のすべての大人がこんな姿勢だったら
社会は強烈に良くなりそう…。

ここからは私の想像ですが、
0歳の彼は、日々、動き回り、歩き回る大人たちを見ています。

すると自然に、
「自分もこんな風に歩き回りたい！」って
強い理想を抱くんじゃないかって思うんです。

翻って、成長意欲のない社員。

私も、よく目にします。

赤字なのに「現状が最高！」とおっしゃる会社役員。
「出世しなくても、とりあえず食えればいい」と言う若手。

こういう人たちに
「もっと成長意欲を持て」と言っても無駄です。

なぜなら、
「現状と理想がくっついている」からです。

理想と現状のギャップが問題意識となるので、
理想がない人に問題意識も成長意欲も生まれません。

山登りをするときにも、
「あの山の頂上に到達しよう！」とゴールを設定するからこそ
つらい道のりも頑張って登ることができます。

「人は、イメージしたものにしかなれない」

成長意欲のない社員に対して、
彼らの理想を一緒に描くことをしていますか。

彼らが「目指したい」と思えるような
先輩像・上司像を見せていますか。

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（編集後記）

あまりにも後ろに倒れて頭を打つので、
背中と頭を守るリュックみたいな
グッズを買ってしまいました。

今のところ5歳の娘が気に入ってつけており、
肝心の0歳児は相変わらず頭を打ってます。

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