人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.107 反省会って半分しか意味がない｜人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントバックナンバー

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.107 反省会って半分しか意味がない

2022年09月14日

前回、「”忙しい”は成長を約束しない」
というお話をしました。

https://mail.os7.biz/b/xzgb/1540724

デービッド・コルブが提唱した「経験学習モデル」の

「経験」仕事において経験をします。
「内省」成功・失敗いずれにしても、経験を振り返って熟考します。
「持論化」振り返りで得られた気づきを、ほかの場面にも展開できるような自分なりのコツ（教訓）にします。
「実践」そのコツを使って、他の業務にトライします。

において、
成長する人は、このサイクルをぐるぐると回せる人。

成長しない人は、
実践と経験を繰り返すのみで、
内省や持論化をしない人、という話です。

私は、社長や管理職と1対1で関わる時も
プロジェクトのミーティングに関わる時も
このサイクルを回すことを意図的に行っています。

その時に大切にしていることは、
「上手くいかなかったこと」だけでなく
「上手くいったこと」にもフォーカスして
内省・持論化を進めることです。

上手くいったことは何か？
どうして上手くいったのか？
次回も成功させるためには、何が重要か？
次回、成果をもっと高めるために、できることはあるか？

こうしたことを振り返り、
言語化しておくことで、
成功が再現性のあるものになります。

そう考えると、
「反省会」って、
半分しか意味がないと思いませんか？

「反省」という言葉は、
辞書によると
「自分の行いをかえりみること」
と、いいも悪いもなく振り返る、という意味もありますが、

どちらかというと、
悪かったことを振り返る意味合いで
使われることが多いですよね。

「反省会」という名前になると、
失敗したプロジェクトの悪かった点を列挙して
ああすればよかった、
こうすればよかった、
次はこの反省を活かして頑張ろう！となるのですが、

失敗したプロジェクトにも、
良かった点はあったはず。

それを言語化しておかないと、
学びも半分になっちゃうよね、って、思っています。

「反省会」っていう名称にした途端、
「悪かった」というイメージになってしまうので、
他の名前にした方がいいなって、
常々思っています。

振り返り会、意見交換会、、、
うーん、いい名前、ありませんか？

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（編集後記）

皆さんも1分だけ、
この1か月を立ち止まって
振り返ってみてください。

この1か月、頑張ったこと、うまくいったこと、誇れることは？

もし、もう一度やり直せるなら、何をしますか？

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