人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.126 誤解されがちなフィードバック
前回は、進捗が思わしくないチームについて、
プロジェクトリーダーが以下のようなフィードバックを
伝えた話をしました。
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・2回の全体MTGでかなりの時間を使っても
テキストの確認が終わりませんでした
・締め切りである月末までに
ドラフトが終わらない状況です
・私には、Aチームの進行のコントロールが
上手くいっていないように見えます
・今後チーム運営をどうしていきますか?
----
フィードバックとは、本来、
現在地とあるべきところのギャップを伝えることです。
例えば、
メイクをする時の鏡、
スポーツのフォームの撮影などは
自分の行動や状態を客観視し、
知ることができます。
これがフィードバックです。
フィードバックを伝えるときは
評価、判断を入れないで伝えます
伝える内容としては2つで、
「客観的事実」と「主観的事実」です。
客観的事実では、
見えている、聞こえている客観的事実を
できる限り見たまま聞いたまま
記述するように伝えることがポイントです。
例えば、
「あなたは話しているとき眉間にしわを寄せていました」
が客観的事実で
「あなたは暗い人ですね」
は客観的事実ではありません。
主観的事実では、
私は○○と感じました。私にはこう見えました。
ということを伝えます。
「普通こうですよ」「みんな、そういいます」
ではなく、
自分の責任で、自分が感じたことを伝えます。
以上を鑑みると、
先ほどのメッセージの構造が明らかになります。
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①2回の全体MTGでかなりの時間を使っても
テキストの確認が終わりませんでした
②締め切りである月末までに
ドラフトが終わらない状況です
③私には、Aチームの進行のコントロールが
上手くいっていないように見えます
④今後チーム運営をどうしていきますか?
----
①②は客観的事実、
③は主観的事実。
それを踏まえて、
④は相手にどうするかを
考えてもらっているのですね。
フィードバックでは
ここまでで十分なのですが、
私たちはついつい、
アドバイスしてしまいます。
しかし、この段階で
「〇〇にしてみたらどうでしょう?」
というアドバイスは不要です。
早々に答えを出してしまうと、
メンバーは
「待っていればプロジェクトリーダーが答えを出してくれる」
ということを学びます。
メンバーが自主的に動く組織では
「自分で考えて、決めて、やってもらう」
ことが大原則です。
このフィードバックを受けて、
Aチームがどう動くのか…
楽しみです。
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