自走式組織コンサルタントの倉石が、人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントをお伝えしています。

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.134 全社ミーティングがつまらない!

2023年04月03日



2時間粘って…
続きは編集後記で。


全社ミーティング、皆さんの会社ではやっていますか?

従業員20名ほどのある会社では、
毎月1回、全員が集まって
全社ミーティングを行っていました。

その内容は、
全社共有すべき事項の伝達や
全社横断的な各プロジェクトの取り組みの報告、
社長からの話など、
必要と思われる話をしていました。


が、
どうにもつまらない。

活気がない。

聞いてるだけ。


ということで、幹部社員の1人が、
「全員参加型にしよう!」と旗を掲げて
全社ミーティングを変えていくことにしました。

3人の若手に協力してもらい、
「ミーティング運用チーム」が誕生。

と、ここまではよかったのですが。

内容を話し合おうとすると、どうもまとまらない。

どうやったら全員参加型になるかな?
どんな内容にしたらいいんだろう?
どんなテーマにしたらみんな参加できるかな?
皆が興味のある話って何だろう?

「全員参加型」にするためにアイディア出しをしていきますが、
何の話ならよくて、何は良くないのか、ピンとこない。

決まりかけたテーマについても、
「いや、俺はそれは違うと思う。なぜなら…」
と、頑固に反対する人もいて、
気づけば4時間も話し合ったのに、何も決まらなかった…。


さて、皆さん、この運用チームには
何が足りないと思います?







ピンポーン!
「目的」
です。


「全員参加型」は手段です。
何のために全員参加型にするの?
そもそも全社ミーティングは何のためにやるの?


私が訪問した日に
運用チームの皆さんとミーティングをして
目的を定めました。


結果、目的は
・社員の知識・スキルUP
・お互いに助け合い、相談し合える土壌づくり
となりました。

それを実現する全社ミーティングのコンセプトを
「お互いに知り合い、学び合おう」としました。


リモートワークもあり、
全員が集まるのは月に1回だけ。

だから、この場を「お互いに知り合い、学び合う場」にしよう。
そのための全員参加型なんです。

こうやって整理したら、
運用チームのメンバーの顔がパッと明るくなりました。

ミーティングのテーマや内容も、
「この目的に合っているかどうか?」で
判断できるようになります。


皆さんのミーティングの目的は明確ですか?
目的に合った内容で運営できていますか?

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(編集後記)

先日、小4になる息子と釣り堀に行きました。

期間限定イベント「オマール海老釣り」をやっていて、
「絶対釣りたい!!!!!」と意気込む息子。

私は1時間ほど頑張って諦めたのですが、
息子は執念を見せ、
2時間粘ってようやく釣り上げました。

その誇らしげな顔といったら。

しかし…(次回に続く)

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