人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.196 当事者意識を高める4つのステップ
まだやってないの!?
…続きは編集後記で。
「うちの社員には当事者意識がない」
この「当事者意識」という単語、
経営者やマネージャーの方と話をしていると
頻繁に出てきます。
どうすれば社員に当事者意識を
持たせることができるのでしょうか?
当然ながら、
「お前たちには当事者意識が足りない!もっと当事者意識を持て!」
なんて言っても持つことなんてできません。
この叱責は全く意味がありません。
いつも話していますが、
氷山モデルの「できごと」「パターン」「構造」「メンタルモデル」のうち
「メンタルモデル」を直接変えようと思っても
こんな指示命令で変わるわけがありません。
では、どうしたら…?
まず「当事者意識がない」と聞いて
どんな状態を想像しますか?
・積極性がない
・モチベーションがない
・すべて他人事
・指示待ち
など、色々あると思いますが、
そもそも当事者意識は
0か100かで測るものではありません。
当事者意識がないと言われている社員も、
日々こなすべき最低限の仕事はしていると思います。
これは、言い換えれば
最低限の仕事に限定すれば
「やらなきゃいけない」
という当事者意識はある、ということです。
だから彼らには
当事者意識がないのではなく、
経営者が求めるレベルの当事者意識に達していない
だけなんですね。
ではどうすれば
社員の当事者意識を
経営者の求めるレベルに近づけられるのか。
これには大きく4つのステップがあります。
1.会社のビジョンや目標を明確にすること
2.社員の望むキャリアや目標を把握すること
3.会社のビジョンや目標に社員のキャリアや目標をつなげること
4.会社と社員の両方の理想につながる仕事を社員に任せること
これらができたときに
はじめて社員の当事者意識は
経営者が求めるレベルに近づいていきます。
当たり前のことを言いますが、
社員が会社のことを他人事だと思ってしまうのは
実際にそうだからです。
つまり、
「会社の売上が上がったり、
新商品を作ったところで
自分にどんな良いことがあるの?」
と思っているから他人事になるわけで、
「このプロジェクトを成功させて
会社の売上に貢献できれば
あなたのこんなキャリアに活かせるよ」
「新商品の開発は
あなたのこんなスキルを伸ばすのに役に立つし、
それはあなたの〇〇という夢に近づくんじゃない?」
といった会話が
経営者と社員、上司と部下の間で
事前にできていれば、
当事者意識はその社員の理想に応じて
自然と湧いてくるのです。
「いやー、そんなことできるの?」
と思った方。
今回の話は、
1on1面談と目標管理ができていれば解決できます。
社員の当事者意識がないのは、
その社員の問題ではなく、
社長や上司のマネジメントの問題なんです。
1on1面談では
会社のビジョンを伝えながら、
部下の理想のキャリアや目標を把握し、
つなげていく。
目標管理では、
1on1でつなげた内容を
具体的な業務や数値に落とし込んでいき、
それらを日々進捗管理する。
これだけです。
じゃあ具体的に
1on1面談や目標管理は
どうすればいいのか。
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(セミナー情報)
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(編集後記)
明日、自宅の引越しです。
でも、荷造りは全くしていません。
こんなことを言うと、
「え!?まだ手を付けてないんですか!?」
と驚かれました。
「趣味は断捨離」と公言している私、
5人家族にしては相当荷物が少ないので
当日の朝、早起きすれば絶対大丈夫、
と踏んでいます。
引越し当日、
「思った通り、余裕だったわ!」
となるのか、
全然終わらずに泣きを見るのか…
来週のメルマガにてご報告します!
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