自走式組織コンサルタントの倉石が、人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントをお伝えしています。

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント

人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.293 Z世代に「これ意味あるんですか?」と聞かれた理由

2026年05月26日



シーちゃん、命名。
続きは編集後記で。


先日、こんな相談を受けました。
管理職が若手社員と毎月1on1を実施している会社。
上司と部下の仲は良好。
でも、ある日Z世代の若手社員から、こんな一言が出ました。
「この1on1、目的は何ですか?」
返す言葉に詰まった管理職の方から、後日ご相談をいただきました。


さて、Z世代の新入社員が、上司に最も期待することは何でしょうか?

「成長や力量に対する定期的なフィードバック」が61.8%で1位。
(一般社団法人日本能率協会 2022年度新入社員意識調査)

2位以下を大きく引き離しています。

前回お伝えしたように、Z世代は成長意欲が高いと言われています。

だからこそ、「自分が今どこにいるのか」
「何ができていて、何が足りないのか」を
知りたくて仕方ない。

フィードバックをする格好の機会が、1on1です。
なのに、なぜ1on1が機能しないのでしょうか。


ここで整理したいのが、組織を見る3つの視点です。
人材力 × 組織力 × 関係力
この3つは足し算ではなく、掛け算です。
どれか一つがゼロだと、全体がゼロになる。
1on1が機能しない会社には、必ずこの3つのどこかに穴があります。


■人材力の穴:弱点ばかり見ていませんか?
フィードバックというと、「できていないことを指摘する」と
思っている方が少なくありません。
でも、人が最も伸びるのは、強みを活かしたときです。
「あなたはここが弱いから直しなさい」と言い続けても、
人はモチベーションを失っていくだけ。
まず、その人の強みをちゃんと把握しているか。
そこがフィードバックの出発点です。


■組織力の穴:目標がなければ、フィードバックは「感想」になる
冒頭のエピソードに戻ります。
「目的は何ですか?」
Z世代の若手が発したこの一言は、実はとても本質をついていました。

フィードバックとは、目標と現在地の差を伝えることです。
ゴールがなければ、現在地も測れない。
「よくがんばっているね」「もう少し積極的に」……
これは感想であって、フィードバックではありません。
Z世代は目的・意味志向が強い世代です。
「この1on1は、何のためにやっているんですか?」という問いは、
ある意味、当然の疑問とも言えます。


■関係力の穴:信頼がなければ、フィードバックは「批判」に聞こえる
フィードバックの中身が正しくても、
伝え方が丁寧でも、
信頼関係がなければ相手の心には届きません。
「この人は自分のことをちゃんと見てくれている」
「自分の成長を願って言ってくれている」
そう感じられて初めて、フィードバックは「響く言葉」になります。


人材力 × 組織力 × 関係力

この3つが揃って初めて、フィードバックは機能します。

「仲はいいのに1on1が機能しない」のは、
関係力はあっても組織力がないから。

「目標はあるのにフィードバックが響かない」のは、
組織力はあっても関係力がないから。

どれか一つでも欠けると、全体がゼロになる。
掛け算だから。


この3つの力をどう整えたらいいのか?
をお伝えするセミナーに登壇します。

「今の自社はどこに穴があるのか」が分かる簡易組織診断つきで、
具体的な打ち手までお伝えします。

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(セミナー情報)
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■ 場所:すみだ産業会館 会議室4(JR錦糸町駅南口 徒歩1分)

詳細、申し込みはこちらから
https://www.kuraishi-mc.com/news/2026-05-13.html

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(編集後記)
ヌマエビに名前がつきました。
「シーちゃん」です。

エービー「シー」とのこと。
なるほど。
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