自走式組織コンサルタントの倉石が、人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒントをお伝えしています。

人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント

人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.213 その目標、逆効果ではありませんか?

2024年11月07日




ものすごい剣幕でのクレーム!
…続きは編集後記で。



ある製造業の会社の経営者から、
こんなお話をお聞きしました。

「うちの社員は、すぐにさぼりたがるんです。
この前も、"この作業には30時間かかります"と言っていたんですけど、
前回も30時間でできたんですよ。

同じ時間数を見積もるなんて、
創意工夫して効率化する気がないんでしょうかね?

思わず言ってしまいました。

"前回は30時間でできたんだから、
今回は28時間を目指せ!"ってね。

本当に、困ってしまいます。」



この状況を続けていくと
どんなことが起こるでしょうか?



社員は必ずこう思います。

「今回、28時間でできないことはないが、
もし28時間でできてしまうと、
次は26時間にしろって言われるはずだ。

できるだけ作業を引き延ばして、
30時間かけてやろう。

そして、"どんなに頑張ってもこれ以上は短くなりません"と
報告しよう」


さて、皆さんは
どこに問題があると思いますか?



答えは…
目標設定とマネジメントです。


この会社では、「予定していた時間を
超過せずにできたかどうか」を
目標の一つにしていました。

この目標はある意味正しいですが、
常に「予定時間を多めに見積もろう」
というベクトルが働きます。

すると、「予定時間を決める」ことに対して
経営者が介入するなど
マイクロマネジメントにならざるを得ません。

目標達成のためには
予定時間を多く見積もらないといけないので
その根拠として、多く時間をかける…
ということになるのです。



では、どういう目標設定にすれば
このような事態を防げるのでしょうか?


それは…
目標を「1か月間でこれだけ生産する」
「1年間でこれだけ生産する」という"結果"に関する目標を立て
その中でどのような時間の使い方をするのかは
現場に任せるようにします。

大目標を握り、その進捗だけを確認して
"プロセス"については
マイクロマネジメントをしないようにします。

そうすることで、「この案件は28時間でやろう」
「この案件は40時間かかりそうだ」というのを
自分たちで決め、実行していくことにつながります。



目標設定は、メッセージです。
「このメッセージは、どういう行動を誘引するか?」というのを
常に考えておく必要があります。

あなたの会社では、正しい目標設定、できていますか?


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とのコメントをいただいています。

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(編集後記)

今日は研修の中でクレーム対応のロープレをやってます。
ものすごい剣幕で怒る演技をしてくれる
受講者さんがいて
盛り上がってます!

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