人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.6 社員が主体性を持つためには?(6)
人材づくり、組織づくり、関係づくりを通じて
「社員が主体的に動き、人と業績が同時に伸びる会社」に成長させる、
自走式組織共創パートナーの倉石です。
このメールでは、あなたの会社が
「人と業績が同時に伸びる会社」に成長するためのヒントをお伝えします。
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「社員(部下)は与えられた仕事をこなすだけ。
もっと広い視野を持って主体的に動いてほしい」
そんなお悩みについて、「経営数字」と「ビジョン」を共有することが必要ということで、
前回は「目指す姿」について、
◆顧客
◆提供価値
◆売上・利益
◆人材・組織
といった切り口で描くことをお勧めしました。
今回は「目指す姿」の具体的な描き方についてお伝えします。
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「目指す姿」について、
いきなり「書いてください」と言われても
頭を抱えてしまう方が多いのではないでしょうか。
発想しやすく、楽しく、夢が膨らむ描き方について、
私たちは「未来組織図」をお勧めしています。
普段の組織図は
「誰がどこに所属するか、誰がその部署のリーダーなのか」を表す「人材図」ですが、
未来組織図は
「将来はこんなことをやりたい、そのためにこんな機能が欲しい」という「機能図」です。
作成手順を説明しましょう。
1.どんな仕事(機能)が必要かを書く
まず大まかな部署を書き、
部署ごとに詳しい仕事の内容・役割を書いていきます。
現在それを担える人材がいるかいないかは、関係ありません。
必要なものを全部出していきます。
現在ない部署についても、将来こうなりたい、という思いがあれば
どんどん書いていきます。
例えば
将来は自社製品を開発して販売したいから「研究開発部」を作ろう、
今後もっと顧客層を拡大していきたいから「マーケティング部」を作ろう、
もっと品質を高めて顧客に支持されたいから「品質向上戦略部」を作ろう、など。
全部出尽くしたら、それを集約させたり優先順位の低いものを削ったりして、
理想の形を描いていきます。
書く前は漠然と頭の片隅にあったものが、
書くことで常に意識に上るようになります。
2.誰にどこをやってもらうか考える
ここまでで描いた未来組織図には、
未来に向けてやらなければいけないことが全部載っています。
そして、その機能を誰に任せるのか、
そのためにどう採用・育成するのかを計画します。
3.社員に共有する
未来組織図は、
「今まではこうだったけど、将来はこんなことをしたいんだよ!」という
経営者の意思表示です。
お題目やきれいな言葉では伝わりにくくても、
組織図にすると「あ、こういう未来を目指しているのか」
「こういう組織を作っていくのか」とイメージできます。
また、スタッフが何をやるかが将来にわたって明確になっている状態となるため
スキル習得への自発性も育みます。
4.仕事の頼み方、成長目標の共有に活用する
「あなたの仕事はこれとこれとこれです」
これは悪い頼み方です。
未来組織図を活用することで、
「あなたに任せたいのはマーケティングの機能で、
具体的には広報・PR・セミナー・Webだよ」
「将来これを任せたいから、今この仕事をお願いしているんだよ」
と説明できます。
社員は、会社の全体像の中で自分の担う役割はどこなのか、
そのために自分がどう成長することを期待されているのか、というのを理解し、
成長やスキル獲得への意欲が向上します。
いかがでしたか?
この未来組織図を、経営者一人ではなく、経営幹部と一緒に、
また社員全員で描くのもとてもワクワクしますよ!
次回は「行動指針」についてお伝えします。
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自走式組織コンサルタント
倉石友美
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