人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.7 社員が主体性を持つためには?(7)
「社員が主体的に動き、人と業績が同時に伸びる会社」に導く、
自走式組織コンサルタントの倉石です。
これまでにご縁があったみなさまに、
あなたの会社が「人と業績が同時に伸びる会社」に
成長するためのヒントをお伝えしていこうと思います。
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「社員(部下)は与えられた仕事をこなすだけ。
もっと広い視野を持って主体的に動いてほしい」
そんなお悩みについて、「経営数字」と「ビジョン」を共有することが必要だとお伝えし、
前回までで「ビジョン」の中の
「経営理念」「目指す姿」についてお伝えしました。
今回は「行動指針」についてお伝えします。
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「行動指針」とは、「バリュー」「クレド」などと呼ばれるものと近いのですが、
目指す姿を実現するために、
社員がこうあってほしいという
仕事に対する姿勢や立ち居振る舞いのことです。
平たく言うと、「この会社の社員は仕事上、何を心がけないといけないか?」です。
『それって、「お客様のために」とか「チャレンジする」とか、
大体どこの企業も同じようなことで、あまり意味がないのでは?』
そんな風に思われる方もいらっしゃるでしょう。
キレイな言葉を並べたお題目では、確かに意味がありません。
しかし、経営理念、目指す姿、そしてビジネスモデルと接続した行動指針であれば、
社員の行動を望む方向へ導き、経営目標を達成できる企業に近づきます。
具体例を出しましょう。
皆さんは、イベントやショッピングモールなどで、
お客さんの似顔絵を描くサービスを見たことはありませんか?
そんな似顔絵描きを育成し、サービス提供している会社の事例です。
似顔絵は、1組いくら、という形で対価を頂くので、
一定の時間内でどれだけの数を仕上げるか、
いかにお客様を途切れさせないか、
ということがビジネスを成功させるために重要なポイントになります。
そこで、この企業の経営理念はこうなっています。
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「1人でも多くの人と出会い、
1つでも多くの「笑い・感動・サプライズ」を提供し、
明るい社会と人々の幸福に貢献することを目指します。」
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「素晴らしい絵を描く」ことではなく
「1つでも多く提供する」ことを重視しています。
「似顔絵」を提供しているのではなく、
「笑い・感動・サプライズ」を提供しているんです。
そうすると、行動指針はこうなります。(2つ抜粋)
・決められた時間内に、似ている絵を、きれいなラインで描きます。
→いくらでも時間をかけてより良いものを目指すのではなく、
回転率と品質の両方を追及していることが分かります。
・サービス&エンターテイメントで最高の時間をお客様に提供します。
→提供しているのは似顔絵ではなく、
「笑い・感動・サプライズ」のためのサービスとエンターテイメントです。
エンターテイメント性が高いと、次々にお客様が集まってきますね。
このような理念と行動指針が徹底されることで、
経営理念が実現し、業績も伸びるでしょう。
逆に、どんなに似ている素晴らしい絵を描いていたとしても、
1時間に1枚しか描けず、
お客様に対するサービスやエンタメ精神がなかったら
『1つでも多くの「笑い・感動・サプライズ」を提供する』という理念は実現しませんし、
収益も上がりません。
社員がどのような行動をすることで、経営理念を実現していくのか。
それを行動指針が伝えています。
そして行動指針が明確に示されることで、
社員は上司に判断を仰がなくても、自分の行動を自分で判断できるようになるのです。
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