人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.243 次世代リーダー育成がうまく行かないパターン
今年こそ…
続きは編集後記で。
次世代リーダーを育成したい…
多くの企業からリクエストをいただきます。
現在の経営陣はもう50代・60代で
次の世代を経営幹部として育てていきたい。
こうした場合に取られる代表的な手法が
アクションラーニングです。
アクションラーニングとは、平たく言うと
「やりながら学ぶ」「学びながらやる」こと。
具体的には
マネジメントや事業戦略について学びながら
経営課題の解決、新規事業プラン立案などを
次世代リーダーたちがチームになって取り組みます。
経営陣に承認を得て
実際にそれを実行に移す…というのが
王道パターンです。
新規事業立案、となると中小企業には取り組みにくいため
私が数十人規模の企業に対して行う場合
「部署をまたいで起きている問題を解決する」
といったプロジェクトを担っていただくケースが多いです。
次世代リーダー候補を部署横断で集め
そのメンバーのチームビルディングを行いながら
現状と理想を描き
そのギャップを埋める方策を考え
現場を巻き込みながら
実行に移していただきます。
が、これがうまく行かないケースがあります。
そのパターンは決まっていて、
「次世代リーダーたちのプロジェクトで決めたことに対し
現経営陣が文句をつける」パターン。
せっかく決めたことが全く進まないので
成果が出ないことはもちろん、
次世代リーダーのやる気を削ぐ結果となります。
どうすればいいかと言うと…
ポイントは3つあります。
1つ目は、任せる範囲を決めて、
そこは口を出さない、と決めること。
経営に関わる重大な問題まで任せることはできないので
どこまでなら次世代リーダーが決めてもいいのか?を
事前に線引きしておきます。
任せると決めた部分は、
途中で口を出してはいけません。
2つ目は、経営陣が承認するプロセスを組み込んでおくこと。
線引きをはみ出る部分が出てくるのはつきものですから
予め経営陣に承認を得る時期を決めておきます。
3つ目は、「試行錯誤」を認め、見守ると経営陣が決めること。
次世代リーダーが初めから最適な解決策を出せる、
と考えるのは、期待しすぎでしょう。
また、現経営陣は成功体験がありますから、
「こうすればうまく行くのに」という正解が見えることもあるでしょう。
(その正解が、今も正解なのかは分かりませんが…)
ただし、それを指示命令してしまったら
「次世代リーダー育成」という目的が達成できません。
うまく行かないことを発見し、修正するプロセスが
育成の一環と考えて、
試行錯誤を見守ることが必要です。
したがって、プロジェクトが解決すべき課題は
「ものすごく緊急なこと」は避けて
「重要性は高くとも、緊急性はそこまで高くないこと」を選びます。
こうした3つのポイントを押さえて
プロジェクトを進めることで
次世代リーダー育成と、実際の課題解決が
同時に進みます。
内容や進め方など、ご興味のある方はこちらもご覧ください。
https://www.kuraishi-mc.com/kaigi.html
皆さんの会社では、次世代リーダー育成、できていますか?
----
(セミナー情報)
商工会議所 荒川支部主催
「活き活きと働きながら業績を上げる組織づくりのポイント」
2025年7月14日(月)14:00~16:00
Zoom開催、無料です。
詳細、申し込みはこちらからどうぞ。
https://www.kuraishi-mc.com/news/2025-06-01.html
----
(編集後記)
これまでずっと、
日傘を持ち歩くのは面倒だし
そんなに長い距離歩かないし
子供といるときには帽子の方が便利だから…と思っていましたが、
さすがにあまりにも暑いので、
今年こそ日傘を買おうと思います。
-----
記事一覧
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.304 目標未達が当たり前になる原因はこの2つ
完全なる敗北… 続きは編集後記で。 Q&A企画、2通目のご質問にお答えします。 ----【ご質問】---- 「毎年、目標を立てるのですが、達成できたことがほとんどありま
2026年08月13日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.303 中期経営計画を発表したのに、何も変わりません
全然分からない… 続きは編集後記で。 先日ご案内した「Q&A企画」に、さっそくご質問をいただきました。 今回はその第1回として、いただいたご質問にお答えします。 --
2026年08月07日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.302 300号記念、あなたの「組織の悩み」にお答えします
飛行機の中で… 続きは編集後記で。 先々週、このメルマガが300号を迎えました。 いつも読んでくださっている皆様、 感想を送ってくださる皆様に、あらためて感謝申し上げま
2026年07月31日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.301 「残業が少ない」を求人票のウリにするのは、諸刃の剣
次回、新企画… 続きは編集後記で。 採用に関するセミナーに参加してくださったある企業の人事の方から 嬉しいお話を聞きました。 半年以上、応募が1件もなかった職種に、初めて応募
2026年07月24日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.300 自分をフロー状態に入れるコツ
お祝いしないと… 続きは編集後記で。 前回、娘がヨンデミーというサービスを通じて、 「易しい本+ときどき挑戦」の組み合わせ(パンダ読み)で 読書量を伸ばしていった話をしまし
2026年07月15日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.299 子どもが読書にハマったのは、「〇〇な本」を手放したから
えんぴつの天ぷら… 続きは編集後記で。 最近、小3の娘が、 読書教育のオンライン習い事「ヨンデミー」を始めました。 AI司書の「ヨンデミー先生」が、 子どものレベルや興味
2026年07月09日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.298 できる部下ほど1on1が浅くなる理由は、〇〇不足
ずいぶん違う… 続きは編集後記で。 1on1導入に当たり、 全4回の研修&トレーニングを行っている企業があります。 研修と研修の間には、 実際に部下と1on1をやってきて
2026年07月02日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.297 「うちの社員は能力がない」と思っていたら…
またまた家族が増えまして… 続きは編集後記で。 会社員時代、仕事が非常につまらなかった時期がありました。 ある上司のもとで働いていたときのことです。 その上司は、メンバ
2026年06月24日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.296 制度を入れたら組織が崩れた。原因は○○がなかったから
助っ人は「孫」… 続きは編集後記で。 ある会社で、こんなことがありました。 社員数約40名の建築系の会社。 社長は「社員の人間力を高めたい」という思いから、 ある評価制
2026年06月17日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.295 やってしまいました…ごめんなさい
最近はDが伸びてきた… 続きは編集後記で。 本日は、やってしまった話と、再案内をお伝えしたくご連絡しました。 先日セミナーのご案内をお送りしたところ、 全くお申込みがなく
2026年06月11日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.294 自社の組織、どこから変える?
家の中で小躍り… 続きは編集後記で。 今年の3月と6月に、 東京商工会議所の渋谷支部・墨田支部にて、 組織づくりをテーマにした対面セミナーに2回登壇しました。 おかげさ
2026年06月04日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.293 Z世代に「これ意味あるんですか?」と聞かれた理由
シーちゃん、命名。 続きは編集後記で。 先日、こんな相談を受けました。 管理職が若手社員と毎月1on1を実施している会社。 上司と部下の仲は良好。 でも、ある日Z世代の若手
2026年05月26日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.292 「Z世代がすぐ辞める」のは、彼らの問題じゃない
新しい家族… 続きは編集後記で。 経営者とお話していると、こんな言葉を時折耳にします。 「最近の若い子は、成長意欲がない」 「やる気がない」 これって本当でしょうか?
2026年05月19日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.291 他社で効いた薬が、うちで効かない理由
雨の日が好きな理由… 続きは編集後記で。 経営者の勉強会や交流会に積極的に参加し、 他社の取り組みを学んでは自社に取り入れる。 そんな熱心な社長がいました。 「あの会社、
2026年05月13日
人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.290 エンゲージメントサーベイが無駄になる会社
クリーニングに出せない… 続きは編集後記で。 最近、エンゲージメントサーベイ(従業員満足度調査)を導入する会社が増えています。 「うちの社員は今、どう感じているんだろう?」
2026年05月07日