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採用定着のヒント 西野毅

今後の人手不足、業種別で見ると?

2023年06月06日



社労士で採用定着士の西野です。

前回は2030年、2040年の
労働者不足についてお伝えしました。

2022年 ▲14万人
2030年 ▲341万人
2040年 ▲1100万人

一気に労働者不足が進んでいきます。

とはいえ、業種や職種によっても差は大きいです。

今回は、労働需給を業種・職種別に
みていきましょう。

今回もリクルートワークス研究所の
「WorksReport2023 未来予測2040」
の記事を引用します。
https://www.works-i.com/research/works-report/2023/forecast2040.html

■「輸送・機械運転・運搬」職種(ドライバー)
ドライバー職種は2022年では、
わずかに労働供給が不足している
状況ですが、今後供給不足が進みます。

・2030年
 需要 409万人
 供給 371万人
 不足率 9%

・2040年
 需要 413万人
 供給 313万人
 不足率 24%

■「建設」職種
建設職種も2022年では、
わずかに労働供給が不足している
状況ですが、今後供給不足が進みます。

・2030年
 需要 290万人
 供給 267万人
 不足率 8%

・2040年
 需要 299万人
 供給 233万人
 不足率 22%

■「生産工程」職種
生産工程職種は2022年では
需要が供給を上回る、余剰の状態
ですが、今後は労働者不足になります。

・2030年
 需要 834万人
 供給 812万人
 不足率 2.6%

・2040年
 需要 845万人
 供給 733万人
 不足率 13%

■「商品販売」職種
商品職種は2022年では、
わずかに労働供給が不足している
状況ですが、今後供給不足が進みます。

・2030年
 需要 439万人
 供給 399万人
 不足率 9%

・2040年
 需要 438万人
 供給 330万人
 不足率 25%

■「介護サービス」職種
介護サービス職種は2022年では、
わずかに労働供給が不足している
状況ですが、今後供給不足が進みます。

・2030年
 需要 199万人
 供給 178万人
 不足率 11%

・2040年
 需要 230万人
 供給 172万人
 不足率 25%

■「接客給仕・飲食物調理」職種
接客給仕・飲食物調理職種は
2022年では労働需給が拮抗しています
が、今後供給不足が進みます。

・2030年
 需要 365万人
 供給 347万人
 不足率 5%

・2040年
 需要 375万人
 供給 318万人
 不足率 15%

■「保健医療専門職」
保健医療専門職は、2022年では
労働需給が拮抗していますが、
今後供給不足が進みます。

・2030年
 需要 410万人
 供給 391万人
 不足率 4.6%

・2040年
 需要 467万人
 供給 386万人
 不足率 17%

■「事務、技術者、専門職」
事務職や様々な分野の技術者、教員や
士業などの専門職で、デスクワーカー
を指します。
現状供給数が上回っています。
2030年も引き続き供給数が上回って
いますが、その後供給数が一気に減少します。

・2030年
 需要 2227万人
 供給 2248万人
 余剰率 1%

・2040年
 需要 2290万人
 供給 2134万人
 不足率 6.8%

このように2040年には、すべての職種
で労働者不足の状況となります。
ホントに驚きです。

特に、ドライバー、建設、商品販売、
介護という今でも人手不足に困って
いる職種は、2040年には不足率25%
となります。

将来のために人材を集める力を
高めていく対策が、今すぐ必要です。

では、何をすれば人材を集めることが
できるのか?

求人の仕方を変えることです。

求人媒体を変えたり、
求人の表示順位を上げたり、
スカウトメールを送ったり。

それでも応募が来ないのは、
そもそも求人の内容自体の問題。

反応が取れない求人だということです。

反応が取れる求人を作り上げることで
小さな会社でも、人手不足職種でも、
安定して人材が集まるようになります。

売れない営業マンを
売れる営業マンに育てるようなものです。

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に関心のある方は、こちらをご覧ください。


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