一聞いて十を知っては人材が集まらない
社労士で採用定着士の西野です。
良い人材の要件として、
物事の一部を聞いただけで全部を
理解できる人。
言い換えると、一を聞いて十を知る
人がよく上げられます。
確かに、そんな人がいると
いいですよね。
逆に、十を知るために十話さないと
理解できない人はやっかいです。
社長にとってみれば、
「何でそんな理解力がないねん！」
ストレスの原因になります。
ところが、求人をする際は
一を聞いて十を知る人ではダメなんです。
前回、給与等の労働条件を変えずに
大幅に応募数が増加した例を紹介しました。
その要因として、実際に働いている方に、
前の会社にいるときに、どんなことで
悩んでいたか？等を聞いて、求人内容に
入れる。
そのようにお伝えしました。
その悩みを聞くに当たって、
こと細かく、根掘り葉掘り聞かないと
求職者の感情を揺さぶる表現にならないんです。
例えば、求人からちょっと離れますが
五十肩で悩んでいる人がいるとします。
どんなことで悩んでますか？
の問いに、
「五十肩で悩んでいるんです」
そこで、
『五十肩はつらいですもんね』
と、十を知ったつもりになってしまい
がちです。
でも、
「五十肩の何が嫌なんですか？」
「具体的に、どんな時にそう思いますか？」
と、聞いていくと、悩みの内容が変わってきます。
・五十肩だけど、普段は痛さをかんじない。
・肩を動かしたときに、痛さを感じる。
・特に、ジャケットを着る際に痛くて
スムーズに着れない。
・人前でジャケットをスムーズに
着れないと、恥ずかしくて嫌。
根掘り葉掘り聞いていくと、
実際の場面がイメージできるだけ
でなく、感情まで表現できます。
単に五十肩がつらい人へという表現と
人前で上着を着るときに痛くて
着れずに恥ずかしい、という表現と
では、刺さり方が違ってきます。
反応の取れる求人にするには、
このように、しつこく質問することが
必要になります。
こちらにご参加いただくと、
反応が取れる求人に変えるための
具体策をお伝えします。
『売れる求人の作り方
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西野社労士事務所・株式会社チーム力アップ
では、中小企業の人事・労務に関する問題に
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