成果かプロセスか?社員評価で本当に重視すべきこと
社労士で採用定着士の西野です。
社員を評価するときには、成果評価と
プロセス評価という2つの視点が
あります。
どちらが重要なのでしょうか?
■成果評価とは?
成果評価は文字通り「結果」に対する評価です。
成果は大きく2種類に分けられます。
・定量評価
直接数値で表せるものです。
例:売上、利益、稼働率、歩留まり率
など
・定性評価
数値で測りにくいものですが、工夫次第で評価可能です。
例:仕事の効率を改善した
ミスやロスを減らした
顧客との信頼関係を築いた
定性評価は数値化が難しいため、
「改善件数」「ミスの頻度減少率」など
可能な限り具体的な数値や指標に
置き換える工夫が求められます。
■プロセス評価とは
プロセス評価は、成果に至るまでの
「努力や取り組み方」を評価する方法
です。
具体例:
顧客訪問の回数
提案書の作成頻度
自主的な勉強会参加
これらは成果を出すための行動ですが
行動量が多くても成果につながって
いなければ問題です。
■成果とプロセス、どちらが重要?
結論から言えば、成果が重要です。
会社は成果によって成り立っています。
特に物価や人件費が上昇する今、
成果へのフォーカスは避けられません。
しかし、成果を評価する際には、
いくつかの課題もあります。
■なぜ成果が出ないのか?
私が現場で見てきた限り、成果を
出せない社員の多くは、どうすれば
成果を出せるかを知らないのです。
一生懸命頑張っていても、成果に
つながらない努力をしている場合が
あります。
また、成果を出す方法を知っていても
行動が伴わないケースも見られます。
そこで、重要になるのが成果につながる
行動を評価するという視点です。
中小企業に最適な評価方法として、
求める成果を具体化し、それに直結
する行動を設定することが効果的です。
例えば、私たちの士業事務所では、
事務職に求める成果の一つが
「仕事のスピード」です。
総務や経理事務でも同様に、スピード
は成果の一部です。
また、ミスの少なさも重要な成果です。
これに対応する行動をしっかりと
設定することが重要です。
結果として、仕事のできる社員が
増えるのです。
こちらの勉強会では、弊事務所で
使用している評価項目を具体例と
して取り上げ、詳しく解説します。
■勉強会:タイトル
「社員20名以下:小さな会社の人事制度の作り方」
■日時
2025年2月7日(金)14:00〜(約60分)
■お申込みはこちら:
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ぜひご参加ください!
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西野社労士事務所・株式会社チーム力アップ
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