設備導入をした時にもらえる助成金(業務改善助成金)
社労士で採用定着士の西野です。
前回は、助成金の正しい選び方について
解説し、無理に要件を合わせることの
リスクをお伝えしました。
今回は、設備導入時に活用できる
「業務改善助成金」についてご紹介します。
業務改善助成金は、生産性向上を
目的とした機械設備の導入などに対し
費用の一部を助成する制度です。
具体的には、対象となる設備投資に
対して、最大で費用の4分の3が
助成されます。
この助成金の趣旨は、働き方改革の
一環として、生産性向上や労働時間
短縮を促進することにあります。
例えば、ある珈琲店が豆の焙煎に
使用していた小型の焙煎機を、
大容量のものに買い替えたとします。
新しい焙煎機は従来の2倍の容量を
持ち、焙煎時間が半分に短縮され、
結果として労働時間の削減につながります。
このような生産性向上のための設備
投資が、業務改善助成金の対象となります。
助成金を受けるためには、以下の要件
を満たす必要があります。
賃金引上げ:
対象となる従業員(最低賃金+50円
以内の賃金で働く方)の賃金を30円
以上引き上げること。
例えば、大阪府の場合最低賃金が
1,114円なので、時給換算で1,114円
から1,164円の従業員が対象となります。
助成額は、賃金を引き上げる人数
や引上げ額に応じて変動し、30万円
から最大600万円が上限となります。
申請手続きとしては、まず労働局に
計画届を提出し、承認を受けた後に
設備導入などの実行に移る流れとなります。
数年前までは、無理に賃金を引き
上げてまで助成金を活用することに
私自身も慎重な姿勢でした。
しかし、近年の最低賃金の急激な上昇
を考慮すると、10月に予定している
賃上げを数ヶ月前倒しするだけで
助成金を受け取れる可能性が高まっています。
生産性向上と労働環境の改善を
目指す企業にとって、業務改善助成金
は非常に有益な制度と言えます。
ご相談やご質問がございましたら、
このメールにご返信ください。
お気軽にお問い合わせいただければ
幸いです。
------------------------------------
西野社労士事務所・株式会社チーム力アップ
では、中小企業の人事・労務に関する問題に
幅広く取り組んでいます。
ご相談はこのメールにご返信または
お電話で承ります。
【初回相談 無料】
TEL: 090-7551-3570
【ホームページはこちらから】
https://nihino-sr.jp
【バックナンバーはこちらから】
https://mail.os7.biz/b/Sye0
2023年5月出版書籍
小さな会社の求人 3つの仕掛け
https://x.gd/hwJF0
2024年10月出版書籍
製造業・従業員20名『町工場の求人革命」
https://x.gd/VH3ws
記事一覧
社労士で採用定着士の西野です。 「求人を出しても応募が無い…」 この悩み、特にここ数年で一層深刻に なっています。 そこで多くの小規模企業の社長が、 こんな工夫をされていま
2025年08月27日
こんにちは、社労士で採用定着士の西野です。 まずお知らせです。 退職金制度について、経営者・人事担当 者向けのオンライン勉強会を開催します。 ▼開催概要 小さな会社のための
2025年08月20日
話題の「はぐくみ年金」って実際どう? 選択制DBのメリット・落とし穴を解説
社労士で採用定着士の西野です。 退職金制度について勉強会を開催します。 ▼開催概要 小さな会社のための「退職金制度まる わかり勉強会」 日時:8月27日(水) 14:00〜
2025年08月13日
社労士で採用定着士の西野です。 このところテーマにしています 退職金制度について勉強会を開催します。 ▼開催概要 小さな会社のための「退職金制度まる わかり勉強会」 日時:
2025年08月06日
社労士で採用定着士の西野です。 このところ、退職金をテーマにお話ししています。 「退職金制度って、やっぱり必要?」 「ウチの規模だと中退共くらいしか 選択肢がない?」
2025年07月30日
社労士で採用定着士の西野です。 今回からは、退職金制度における「財源」 について、それぞれの選択肢を掘り下げ ていきます。 まずは、中小企業の間で最も普及してい る制度の一
2025年07月23日
社労士で採用定着士の西野です。 退職金制度を設計する際に考えるべきポイントは、主に次の2つです。 1.退職金の計算方法(=制度設計) 2.財源の確保方法 前回は、計算方法
2025年07月16日
社労士で採用定着士の西野です。 前回は、退職金の計算方法として最も 一般的な「基本給連動型」の問題点に ついてお伝えしました。 では、実際に中小企業にとって、 より適した退
2025年07月09日
社労士で採用定着士の西野です。 前回は、退職金制度の設計において 「計算方法」と「財源」の2つが重要 なポイントだとお伝えしました。 今回はその中でも、もっとも広く採用 さ
2025年07月02日
社労士で採用定着士の西野です。 前回は「退職金の相場」について解説 しましたが、今回は退職金制度を導入 する際に必ず検討すべき2つの ポイントをお伝えします。 ■退職金制度
2025年06月25日
社労士で採用定着士の西野です。 ここ最近、退職金制度についてお話し していますが、今回は「退職金の相場」 について取り上げたいと思います。 ■「退職金の相場がわからない…」
2025年06月18日
社労士で採用定着士の西野です。 小規模企業のサポートをしていると 「これは大企業では考えられない…」 と驚くことが多々あります。 その中でも特に衝撃を受けたのが、 社員が何
2025年06月11日
社労士で採用定着士の西野です。 今回から 退職金制度 について 取り上げます。 ■退職金制度は創業時に必要? クライアントの社長からも 「退職金 制度は導入したほうがいい
2025年06月04日
社労士で採用定着士の西野です。 中小企業、とくに社員数10名以下の 会社では、役職がピラミッド型に 整っていないことも珍しくありません。 よくある役職構成は、 部長→課長
2025年05月28日
社労士で採用定着士の西野です。 中小企業、特に社員10名未満の小さな 会社では、せっかく作った就業規則を 金庫や引き出しにしまいっぱなし… そんなケースが少なくありません。
2025年05月21日