人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.207 ロジハラって知ってますか?
毎日できるようになったのは…
続きは編集後記で。
私は組織開発の他に
企業での様々な研修も実施しているのですが
最近引き合いが多い研修として
「ロジカルコミュニケーション研修」があります。
その名の通り、ロジカル(論理的な)
コミュニケーションを学ぶ研修です。
その受講者さんから、
こんな質問をいただきました。
---
ロジックを武器にした、「ロジックハラスメント」があるそうですが、
このロジハラについて教えてください。
1.「ロジックハラスメント」が身に振りかかりそうなときは、
どのような対処法がありますでしょうか
2.自身が「ロジックハラスメント」をしないために、
気を付けることは何がありますでしょうか
---
ロジハラとは、一般的に
正論を振りかざし、相手を追い詰めることを言います。
厄介なのは、他のハラスメントと同様、
ロジハラをする人は「自分が正しい」と思っていることです。
さらに、ビジネスの場では論理的であることが正とされがちなので、
このロジハラについて
「何が悪い」と言いづらいんです。
皆さんだったら、この問いに
どんな回答をしますか?
私は、こんな風に答えてみました。
---
ご質問いただきありがとうございます。
ロジハラが起こる根底には、
・自分は正しい/自分の考えが正しい
・自分の方が優れている/それを証明したい
という思いがあります。
その対極の考え方として、「多様性」があります。
様々な考え方があって当たり前、
論理的に正しいことだけが正解ではない、
自分とは違う考え方を受け入れる、
といった態度です。
それを踏まえて、いただいたご質問に回答させていただきます。
1.ロジハラをする方に対して、
その考え方や態度を改めさせることは困難です。
自分は正しい、と思い込んでおり、
その正しさを理論武装しているためです。
その相手に対して、論理で対抗する(相手のロジックの破綻を突く)のは得策ではありません。
対立が深まるだけです。
「確かにそういう観点もありますね!」と
相手の言うことを尊重して受け入れつつ、
自分の考えとの妥協点を探していく、
または距離を取る、という対応になるかと思います。
2.私自身も、どちらかというとロジハラをしてしまう側に近いと思います。
これまでのビジネス経験の中で、
・正しいことを言えば人が従ってくれるわけではない
・相手を論破してもいいことはない(嫌われるだけ)
ということを、失敗から学びました。
今は、いろいろな人がいる、ということを前提として、
相手と目的に合わせて、論理と情を使い分ける
ということを意識しています。
論理で動く人もいれば、
情で動く人もいます。
もし、部下に指示命令するときにロジハラ的になってしまう場合には、
D.カーネギーの「人を動かす」が参考になると思います。
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この回答がいいか悪いかは読み手にもよるかと思いますが
受講者さんはとても喜んでくださいました。
回答の中でも書いた「多様性」は、
現在のビジネス環境において、
とても重要になってきています。
働く人も多様化していますし、
消費者のニーズも多様化しています。
一方、私たちは、
口では「ダイバーシティを叫んでいますが、
ついつい
「自分の価値観・考え方が普通」
「自分にできることは相手にもできるはず」
と思ってしまいがちです。
この「多様性」を理解し、活用するには
実は「効き脳診断がとっても有効です。
(本当は、この受講者さんにもお勧めしたかった)
思考の特性を数値化して見ることができるので、
「この人はこういう思考特性があるから、ああいう言い方をするんだ」
「あの人は論理よりも感情重視だから、あの言い方では響かなかったんだ」
「じゃあ、次に話すときには、より相手の感情を尊重して言ってみよう」
と、自分を省みて明日から活かすことができます。
効き脳診断+コンサルティングがセットになった
効き脳コンサルティングサービスもやっているので、
興味のある方は是非お試しください。
https://www.kuraishi-mc.com/kikinou.html
実施してくださった方からは
「部下との関わり方をどうすればいいかが分かった」
「悩んでいたことがすっきりと晴れた」
とのコメントをいただいています。
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(編集後記)
子供たちの夏休みが終わって何が嬉しいって、
毎日ルンバを走らせることが
できるようになったことです。
毎朝8時半にルンバをかけているのですが、
夏休み中は家も散らかりやすく、
子供がまだ家を出ていないことも多かったので
たまにしかかけられなかったんですよね。
今は、毎日ルンバに頑張ってもらい、
すがすがしい気持ちで毎日過ごしています。
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