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採用定着のヒント 西野毅

1人採用するのに応募者が何人必要なの?

2021年10月12日




社労士で人材定着士の西野です。
今回は、1人採用するのに必要な応募者数を考えてみましょう。

採用(入社)までの流れを整理すると、
このようになります。

○求人募集を出す

●応募が来る
   ↓
○採用面接をする
   ↓
○内定を通知する
   ↓
●採用(入社)する

応募から採用(入社)までには、
まずは採用面接という関門があります。

応募は来たけど、連絡がつかない。
面接を辞退される(ドタキャン含む)。

面接はしたけど、不採用。

次に、内定から入社という関門。

内定を出したけど、辞退される。

このような経路を考えると、
ある程度の応募者が必要になります。

では、1名採用するのに、
どの程度の応募者が必要なのでしょうか?


『マイナビ 中途採用状況調査2020年版』
から算出するとこのようになります。
https://www.mynavi.jp/wp-content/uploads/2020/03/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9.pdf

■全体 8.3人

■従業員規模別
○60人未満  7.8人
○60~299人 11.6人  
○300人以上 7.6人

■業種別
○IT・通信       9.7人
○製造・メーカー   10.6人
○サービス・レジャー  5.5人
○小売・流通     9.5人
○金融・保険     11.0人
○不動産・建物・設備 8.0人
○運輸・物流・交通  9.0人
○医療・福祉     4.7人


良い人材を採用したいのなら、
これくらいの応募者を集めないといけない、
と言うことです。

求人を出して、応募が来た。
面接して、悪くなかったから入れよう!

これではいつまでたっても良い人材に恵まれません。

一方で『1名の採用に対して1名の応募』
が理想的、そう反論される方もいらっしゃるでしょう。

確かに『1分の1』は理想です。
でもそれは、野球のピッチャーでたとえると、
9回を27球で投げ切るようなもの。

求める人材を超具体的に示し、
ドンピシャの方だけが応募してくる。

そんな求人原稿を作成し、
応募から採用面接、
採用面接から内定、
内定から採用(入社)

どの部分も無駄の無い、
極めて完成度の高い採用の流れを
作って初めて言えることです。

私が採用支援をする上で、
目指す理想の姿でもあるのですが、
そう簡単にできるものではありません。

まずは応募者をしっかりと集める
ということから考えてみましょう。

【こちらも記事もご覧ください】

●社労士が指南する、応募率が6倍になる求人原稿の書き方
 https://nishino-sr.jp/blogs/%E7%A4%BE%E5%8A%B4%E5%A3%AB%E3%81%8C%E6%8C%87%E5%8D%97%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%81%E5%BF%9C%E5%8B%9F%E7%8E%87%E3%81%8C%EF%BC%96%E5%80%8D%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%8E%9F%E7%A8%BF/

●社労士が解説!中小企業の採用面接辞退・無断キャンセルの原因と防止策
 https://nishino-sr.jp/blogs/%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%8c%e8%a7%a3%e8%aa%ac%ef%bc%81%e4%b8%ad%e5%b0%8f%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%ae%e6%8e%a1%e7%94%a8%e9%9d%a2%e6%8e%a5%e8%be%9e%e9%80%80%e3%83%bb%e7%84%a1%e6%96%ad%e3%82%ad/

●社員50人未満の中小企業経営者必見、社労士が推奨する採用面接とは
 https://nishino-sr.jp/blogs/%e7%a4%be%e5%93%a150%e4%ba%ba%e6%9c%aa%e6%ba%80%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%b0%8f%e4%bc%81%e6%a5%ad%e7%b5%8c%e5%96%b6%e8%80%85%e5%bf%85%e8%a6%8b%e3%80%81%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%8c%e6%8e%a8%e5%a5%a8/


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