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採用定着のヒント 西野毅

物価高の中、給料アップしますか?

2023年02月28日



社労士で採用定着士の西野です。

昨年から続いている物価の上昇、
今年に入ってからもとどまるところ
を知りません。

社長との話の中でよく話題になるのは、
「給料上げますか?」です。

公益財団法人日本生産性本部の
「人材を生かす賃金」に関するアンケ
ート調査結果によると、このようになっています。

■従業員300人未満の企業
・月例賃金で対応 26.2%
・賞与等で対応  18%
・対応予定なし  55.7%

■従業員300人以上の企業
・月例賃金で対応 47.9%
・賞与等で対応  19.1%
・対応予定なし  33%

中小企業と大手・中堅との差は
大きそうです。

また別の設問、
「正社員の賃金が上がりにくい理由」
の回答は、このようになっています。

・いったん賃金を上げると下げること
が難しい 69.0%
・労働生産性が高まっていない 65.8%
・業績が低迷している 29.0%、

仕入れ価格が上がる一方で、
販売価格に転嫁しにくい中小企業
の場合、給料を上げるとWの利益
圧迫になるので難しいですよね。

そんな中で、私の関係先では「給料を
上げる」と言う社長が多いです。

話を聞いていて感動します。

と同時に、お伝えしているのが
売上アップにつなげましょう、と
いうことです。

私自身もそうなんですが、予期せぬ
マイナスが出た時って、普段と違う
発想や行動ができる機会でもあります。

また、従業員の方にも事情を説明して
いただくことで、売上アップへの意識
を持っていただく機会にもなります。

景気が上がらない中での仕入価格
上昇は、会社にとっても厳しい。

そんな中、従業員の生活が少しでも
良くなるように給料をアップする。

だからこそ、売上アップにつながる
ような案を考えて欲しい。

文章にすると味気無いですが、
社長の想いを込めて説明することで、
きっと普段よりも従業員の方に伝わると思います。

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西野社労士事務所・株式会社チーム力アップ
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