生産性向上のポイント
社労士で採用定着士の西野です。
このところ社員の生産性向上を
テーマにお伝えしています。
まずはゴール設定をすること。
社長の考え方や会社の方向性に
なるのですが、できる限り具体的な
指標に落とし込みたいところです。
営業や販売の仕事であれば、
売上や利益など、数値化しやすいですよね。
「お客様によろこんでもらう」
というゴールだった場合、その結果
として売上や粗利益につながりますから。
ですが、それが難しい業種や職種もあります。
以前挙げた保育園の例では、
このような指標にしました。
・園児の欠席率を○％以下にする
・卒園児に○％保護者からの感謝の
手紙をもらう。
これで、何をしたらいいのかが
わかりやすくなります。
ですが、的外れな行動をする人もいます。
前回取り上げたガーターを出す人です。
それを防止する、言い換えると
成果に近づく行動をしてもらうために
必要なことは、
「行動を細分化する」です。
成果（指標）に近づけるために
何が必要なのかを、大項目を挙げます。
保育園の例では、
・コミュニケーション力
・情報収集力
などの項目があがりました。
コミュニケーション力って
会社が社員に求める能力で１番に
なるほど、どの経営者も求めています。
でも、それだけでは抽象的です。
中には、顧客や同僚との世間話に力を
入れる人もいます。
わが社でのコミュニケーション力とは、
・どのような場面で
・どんなことをする
というように、絞り込まないと
何をすればいいのかがわからず、
結果として的外れな行動になります。
この保育園では、
・送迎の際、保護者に対して
・保護者の不安や喜んでいただける
ポイントを押さえた子供のエピソード
を伝える
としました。
わが園のコミュニケーション力とは
こういうことです、と。
ここまで絞り込めば、あとは精度を
上げていくだけです。
一方で、ピンポイントに絞り込んで
しまうことに不安を覚える方もいる
かもしれません。
私が話しているのは、
一度に多くを求めてしまうと、
かえって何もできませんよ。
出来る限り絞り込んで、
それができるようになれば
次の行動を設定しませんか？
ということです。
これらの絞り込んだ行動を、
評価制度の項目や着眼点としても
活用しています。
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西野社労士事務所・株式会社チーム力アップ
では、中小企業の人事・労務に関する問題に
幅広く取り組んでいます。
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