人と業績が同時に伸びる会社づくりのヒント Vol.138 大人の学びは〇〇が伴う
山盛りの…
続きは編集後記で。
前回に続いて、大人の学びについてです。
Vol.137 ダメなところに気付いてもらうには?
https://mail.os7.biz/b/xzgb/1614204
これまでも様々な研修を実施してきましたが
その力を高めるべく、
研修の設計やファシリテーション、実施後の効果測定など
様々な視点から、
集合研修という場でしかできない大人の学びを探求しています。
改めて、集合研修の意義って何だと思いますか?
研修は、以前は知識を教えるものが主流でしたが、
今は、「知識」であればYoutubeでも学べますし、
大抵のことはGoogleやChatGPTが教えてくれます。
企業でも、e-learningの導入が増えてきました。
そんな中で、集合研修は時代遅れなのでは?
いつでもどこでも動画で学べる方がいいんじゃない?
その答えの一つを、先日学んできたので共有します。
知識をインプットすることは、本でも動画でもできます。
ただし、それが活きた学び、現場に活かせる学びになるか、
はまた別問題。
いかに現場の行動に変化を起こさせるか?が
研修を設計する上での一番大切なポイントです。
普段の行動、特に「習慣」になっていることを変えるのは
とても困難なことです。
人は、基本的にはこれまでと同じことを好むようにできていますからね。
さて、皆さん、振り返ってみて下さい。
自分が習慣となっている行動を変えた時。
そのきっかけはなんでしたか?
私の場合は、お客様に怒られ、失望されたときです。
まだ社会人2年目の頃、
「多分大丈夫だろう」という楽観的な見方で
全ての仕事を行っていました。
それが裏目に出た時、
お客様から叱られるだけでなく、
「あなたには期待していたのに、がっかりした」と
落胆、失望されたことがありました。
その時、心がとても痛くなるとともに、
このやり方を変えよう、と心から思うことができました。
皆さんの場合は、どうでしょう?
自分が習慣となっている行動を変えた時。
そのきっかけはなんでしたか?
おそらく、「〇〇を教えてもらったから」という答えは少なく、
失敗した時や
自分には到底及ばないすごい人を見た時など、
心に痛みがあった時なのではないかと思います。
そして、この「痛み」を感じることができるのが
集合研修の意義の一つでもあるのではないか。
前提として、
大人の学びと子供の学びが大きく異なる点の一つは、
それぞれに、経験・能力・スキルがあるということ。
その経験・能力・スキルは、
「これが自分だ」というアイデンティティとべったりとくっついています。
だからこそ、
その経験・能力・スキルが否定された時、
アイデンティティが揺らぐような葛藤が起こります。
例えば、プレゼンテーション研修をやったとしましょう。
その中で、他の人の素晴らしいプレゼンテーションや
ワークのファシリテーション、
論理的にまとめる力など
他の人の素晴らしい点をたくさん見つけます。
そうすると、悔しさ、嫉妬、焦りなど、
心が揺さぶられる思いをします。
この心の動きは、動画や本では絶対に起こり得ません。
いかに、心を動かすか。
ここに、行動変容を起こす働きかけの
ヒントがあると思っています。
学びの旅は続く…。
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(編集後記)
先日、鶏肉を1kg以上買ってきて
全部唐揚げにしました。
いやー、山盛りの唐揚げっていいですね。
心もお腹も満たされます。
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