人と業績が同時に伸びる会社づくり Vol.158 成功するプロジェクトの始め方
惜しくも2位…
続きは編集後記で。
前回のメルマガでは、
「なぜプロジェクトが自然消滅するのか?」というテーマで
「ゴール設定が明確であることが、プロジェクト完遂の成否を分ける、
という話をしました。
https://mail.os7.biz/b/xzgb/1666862
例に挙げた社内運動会は、
「〇月〇日に、社員の8割以上が参加する運動会が実行できていたら、
目的を達成したと言える」など、
ゴール設定を明確にしやすかったですよね。
一方、「理念浸透プロジェクト」のようなものは
ゴール設定が難しく
それゆえに、途中で自然消滅したり
「あれって結局成功したの?」「さぁ、分からない…」
ということになったりしやすいんです。
そういう定性的なゴール設定で役に立つのが
「OKR」というフレームワークです。
OKRとは、
Objectives and Key Results(目標と主要な結果)の略称です。
目標(O)は、チーム皆が目指すことのできる、
ワクワクする、定性的な目標です。
主要な結果(KR)とは、
「具体的に何を実現できていたら、
目標を達成できたと言えるのか?」を
定量的で測定可能な形で
3個程度設定します。
この定性+定量の組み合わせで
目標を設定する、というのがOKRの特徴です。
例えば理念浸透プロジェクトの場合、
Oは定性的でワクワクする内容を書きますので、
「新しいミッション・ビジョン・バリューを
社員が体現できるようになる」
のように置きます。
これだけだと、単なるスローガン。
何の行動にもつながらず、
成果が出ないということになります。
そこで、
「何が実現できていたら、Oを達成できたと言えるのか?」を
具体的かつ測定可能な形でKRに置いていきます。
例えば、
「〇月末までに、ミッション・ビジョン・バリューを社員全員が暗唱できるようになっている」
「毎週月曜の朝礼で、全員がバリューに基づいた行動を話すことができている」
「お客様アンケートの△△の項目で、〇月には5点満点中4.5点以上になっている」
といった具合です。
このように具体的にKRを設定することで、
そのKR達成のための具体的なアクションプランを決めて
実行することができるようになります。
さらに、その進捗度を定期的に確認し、
「KR1は達成見込だけれど、
KR3はまだ30%くらいしかできていない」と言ったことを明らかにして、
進捗度が低いKRに対して
アクションプランの追加・変更を行います。
メンバーが共感し、ワクワクするOの設定と
定量的で測定可能なKRの設定、
KRに基づくアクションプランの立案、
KRの定期的な進捗確認とアクションプランの修正
を繰り返すことで、
プロジェクトを確実に進捗させ、
達成に向かわせることができます。
こういったことを知らずに、また教えられずに
何となくプロジェクトをやっていませんか?
是非、プロジェクト立ち上げの際に
時間を取ってメンバーとOKRを考えてみてくださいね。
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(編集後記)
ティラノサウルスレース藤枝に参戦してきました。
幼獣部門、成獣部門に分かれていて、
幼獣部門で約10頭、
成獣部門で約40頭のティラノサウルスがエントリー。
ティラノ50頭が短い前脚を一生懸命振り上げるラジオ体操から始まり、
幼獣部門→成獣部門メス→成獣部門オスの順にレースを行い
最後には全員でパレードするという
とても楽しいイベントでした。
息子が幼獣部門にエントリーしたのですが
結果は惜しくも2位。
次はこのティラノサウルスをハロウィンで着るそうです。
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