1人採用するのに必要な求人広告費用はいくら?
社労士で人材定着士の西野です。
前回は、1人採用するのに応募者が何人必要かをお伝えしました。
従業員規模や業種にもよりますが、
全体では、8.3人です。
これくらい集めないと、良い人材が採れないということです。
※前回の記事はこちらをご覧ください
https://mail.os7.biz/b/Sye0/1429443
では、1人採用するのにどれくらいの求人広告費用をかけているのでしょうか?
『マイナビ 中途採用状況調査2020年版』
では、このようになっています。。
https://www.mynavi.jp/wp-content/uploads/2020/03/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9.pdf
■職種別 採用者1人あたりの求人広告費
求人広告費用の高い職種から順に挙げますと、
○保育・教育・通訳 83.9万円
○ITエンジニア 63.9万円
○企画・経営 63.7万円
○美容・ブライダル。ホテル 60万円
○営業 53.9万円
○建設・土木 59.6万円
○コンサルタント・金融 59.6万円
○医療・福祉 53.2万円
このようになっています。
一方、比較的低い
管理・事務の場合は36.8万円
いかがでしょうか?
結構かかっていると思いませんか?
「うち、これより低いわ。優秀やな!」
いえいえ、そんなことを言いたいのでは有りません。
大切なことは、良い人材を採用するには、
ある程度の応募者を集めないといけない、
その為には、それなりの費用をかけないと
良い人材に恵まれない、
ということです。
まずは、そのように意識を変えていただく。
その上で、
○応募が集まる求人にする
↓
○採用面接に誘導する(辞退率を低くする)
↓
○内定を出し、採用する
(入社辞退率を低くする)
このような採用の流れを作り上げていきましょう。
そうすれば、おのずと採用者1人当たりの求人広告費が
下がり、その分を教育・人材育成に回すことができます。
このメールでは、今後そのヒントをお伝えしていきます。
【採用の流れについてはこちらで解説しています】
●社労士が解説!中小企業の採用面接辞退・無断キャンセルの原因と防止策
https://nishino-sr.jp/blogs/%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%8c%e8%a7%a3%e8%aa%ac%ef%bc%81%e4%b8%ad%e5%b0%8f%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%ae%e6%8e%a1%e7%94%a8%e9%9d%a2%e6%8e%a5%e8%be%9e%e9%80%80%e3%83%bb%e7%84%a1%e6%96%ad%e3%82%ad/
●社員50人未満の中小企業経営者必見、社労士が推奨する採用面接とは
https://nishino-sr.jp/blogs/%e7%a4%be%e5%93%a150%e4%ba%ba%e6%9c%aa%e6%ba%80%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%b0%8f%e4%bc%81%e6%a5%ad%e7%b5%8c%e5%96%b6%e8%80%85%e5%bf%85%e8%a6%8b%e3%80%81%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%8c%e6%8e%a8%e5%a5%a8/
●社労士が指南する、応募率が6倍になる求人原稿の書き方
https://nishino-sr.jp/blogs/%E7%A4%BE%E5%8A%B4%E5%A3%AB%E3%81%8C%E6%8C%87%E5%8D%97%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%81%E5%BF%9C%E5%8B%9F%E7%8E%87%E3%81%8C%EF%BC%96%E5%80%8D%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%8E%9F%E7%A8%BF/
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